隙間である。
轟々と下の方から鳴る。
音の奔流が吹き抜けていく。
【石碑】
K君の話。
峠の上の方に開けた場所があって大きな石碑が建っている。
何の碑なのか由来も知らない。
正面は平たくなっているのだが、石をたくさん投げられて傷が付き、その石がたくさん散らばっている。
行く度にそれは増えている。
傷も増えている。
どこから持ってきたのか分からないような大きな石がぶつかった跡もある。
いつも正面から。
ある日前を通った時に、石がぶつかるところを偶然見た。
辺りに人はいない。
そして静まり返っていた。
ああいうふうにして出来ているのか、と怖く思いながらも妙に感心した。
以上、本日の怪談である。
うーむ。
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