闇穴である。
転落を上から見ているのだろう。
それでも、あまり何も感じない。
【唐突にすごく頭が痛い】
Hさんの話。
あるお寺の前を歩いていると、唐突にすごく頭が痛くなった。
思わず呻いたという。
目を細めると道の先に、歩いては消えるような人達が、幾つも見えた。
皆、ふた昔も前の服装に見えた。
鼻の奥が焦げ臭くなり、更に顔を顰める。
そして、不意に終わった。
頭の痛さは思い出せないほどすっきり消え失せていた。
もう、おかしなものは見えない。
本当に時々、こういうことがある。
以上、本日の怪談である。
うーむ。
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