赤玉である。
霞む目にぼんやりとした群像が過ぎていく。
手を振るような松の木。
【認識】
Uさんの話。
出掛けようとすると、ドアの取手が無い。
ある筈なのに無い。
何回か部屋に行ったり戻ったりしてるうちに、ふと、取手が認識できるようになる。
消えていたわけではなくて、分からなくなっていたのだ。
時々こういうことがあって、自分の認識能力に何か異常があるようにも思うのだけれど、多分違う。
どうしても行かなければならない用事があるが、行くと予想だにしない酷いことがある、そんな時にこれがあるように感じる。
嫌だなあ、と思いながらも、出掛ける。
以上、本日の怪談である。
うーむ。
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