消灯である。
治り静かに夜を過ごす。
微かに匂いが予感を誘う。
【峠の一家のこと】
Hさんの話。
その家は、峠の入り口のちょっと下にある。
お隣も無い辺りで、ぽつんとある一軒家。
空き家では無い。
住んでいる人も知っているが、住民と近所付き合いはほぼ無い。
山に当てられた家だ、と年寄りたちは言う。
余りに山際に住み過ぎて、山の精気に当てられてしまっている、という意味だ。
自分にはよく分からないけれど、この辺の人たちと雰囲気が違う。
時々家の人とすれ違うが、何でかすごく緊張する。
その人達の向こう側にあるものをいつか目にしてしまいそうで、怖い。
以上、本日の怪談である。
うーむ。
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