哨戒である。
少し空気は濁り、酔う。
幾つかの欠片を大事に。
【腕時計】
Hさんの話。
友人宅に泊まった時のこと。
深夜に目が覚め、その家の家人と思われるお爺さんが、部屋の中をウロウロしている。
これは腕時計を探している、というのが何故かわかる。
多分机の引き出しの中では、と閃くと、それが伝わった様にお爺さんは引き出しを開けて、手に取ると、暫く見つめて、また引き出しに仕舞って部屋を出て行った。
朝、その様な人は見かけなかったので、一応聞いてみたが、今居る家族が全員だ、と言われた。
そうか、とだけ言っておいた。
以上、本日の怪談である。
うーむ。
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