梟首である。
乾いて、とにかく乾いてかさかさだ。
乾きすぎて腹が立つ。
【旅館の思い出】
Hさんの話。
昔、子供の頃、家族旅行で泊まった旅館でのこと。
深夜に目が覚めると、横並びの奥に寝ている父の枕元に着物姿の女の人が正座していた。
何故か、こちらを見ていて目が合った。
無表情にこちらを見ているが、どことなく白っぽく目が光っている。
身体が強張って動かない。
すると女の人は立ち上がり、初めて気がついたが開け放たれていた押入れに入って行った。
上下の仕切りがあるはずなのにしゃがんだり飛び乗ったりすることも無く。
そして、襖は小さく音を立てて閉まった。
家以外で、そういうものを見たのはそれが初めてだった。
以上、本日の怪談である。
うーむ。
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