淡海である。
黒い板に映る。
なんと疲れた顔か。
【いし】
K君の話。
兆候はあった、と思う。
まず、庭の薔薇が全て枯れたようになっていた。
その後、たまに見かける奥さんの顔つきが険しく、家の主人も方を落として歩くようになった。
そして、ある日家から誰も居なくなった。
借金があった、とかそういう話は聞いていない。
が、知らせを聞いて戻ったその家の長男から聞いた話では、家の家財道具は恐ろしく減っていて、奥の部屋にどうやって置いたかわからない大きな石が一つ。
太い注連縄が張ってあったそうである。
以上、本日の怪談である。
うーむ。
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