未明である。
妙に空が明るく、その仄かな明るさが不安だ。
何かの確定的な時代に突入したのではないだろうか。
地獄巡りのような。
【獣の唸り】
Hさんの話。
人から借りた車を運転した時のこと。
あるトンネルに入ると、唐突に車内から獣の唸り声が、響いた。
こんなところにそんなものがいるわけはないのだが、単純に怖い。
はっきり言って、命の危険を感じた。
ハンドルを持つ手が誤った操作をしないように気をつけた。
トンネルを抜けると、音は徐々に小さく遠ざかっていなくなった。
以上、本日の怪談である。
うーむ。
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