浮浪である。
道が塞がれている。
前に座って一休み。
【指跡】
Hさんの話。
遠い街に行って、殆ど終電ような電車で帰った時のこと。
車輌には自分以外誰も居なかった、と記憶している。
特に警戒することもなく、うたた寝をした。
はっと起きるとまだ降りる駅の手前で、ほっとした。
が、ふと膝を見て驚いた。
履いていた黒いズボンにチョークを触った手で触れたような指の跡がいっぱい付いていた。
膝の下にも沢山ある。
こんなものは無かった筈。
触られた記憶もない。
怖いというより気持ちが悪く、駅に到着すると濡らしたティッシュで拭かずにはおれなかったという。
以上、本日の怪談である。
うーむ。
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