残滓である。
行方がもう分からない。
迷い過ぎていく時間。
【お守り】
Hさんの話。
或る日のこと。
近所を歩いていたら、足の裏で何かを踏んづけた奇妙な感触があった。
それは誰かが落としたお守りであった。
罰当たりなことをしてしまったが、然りとて拾って持ち帰るわけにもいかない。
仕方なく道の端の雨を避けられる木下にある石の上に置いて去った。
その日からなんとなく体調が悪く体も妙に重い。
三日ほど続いたという。
四日目になんとなく元に戻った。
お守りを置いたところを通ると、石の上にはお守りがなく、綺麗なすべすべの小石が置かれていたのだそうである。
以上、本日の怪談である。
うーむ。
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