沈下である。
日々の歯車は動いている。
様々な形で。
【ふたかかえほどの】
Mさんの話。
とても疲れている夜だった。
仕事帰りの終電待ちで、がらんとしたホームから向かいのマンションの白い壁を見ていた。
すると、壁に大きく何か浮かび上がってきた。
最初は沁みか文字のようなものかと思ったが、違った。
ふた抱えもありそうな全く知らない男の顔が四つ。
こちらが見えているのか分からないが、ずっと何かを探しているようだった。
電車に乗って見えなくなるまで、それは見えていたと言う。
以上、本日の怪談である。
うーむ。
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