明滅である。
風情を抱えて闇の中を疾走する列車。
それぞれの旅路の終わりに向かっている。
【山のお社】
Hさんの話。
祖母に聞いた話。
小さい頃、誰か知らない女の人の手に引かれて、山の中にある小さなお社にお参りに通った、という記憶がある。
小さな鳥居と小さな本殿。
お賽銭箱も無かった、と思うのだけれどそこで手を合わせてお参りした。
かなり漠然としか覚えていないが、何度も何度も通った。
だが、その女の人の顔は一度も見たことが無い。
大体、どの辺を歩いたか、という記憶はあるのだけれど、実際、その辺りにそんなお社は無いのだと云う。
以上、本日の怪談である。
うーむ。
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