泥沼である。
山を降りる。
筋金が外れたものばかり見る。
【薄目の風景】
Hさんの話。
まだ小さかった頃、熱を出して一人で部屋で寝かされていた。
具合の悪さよりも退屈さの方が勝って起き上がっては何かしようとするのだが、ふらふらとしてまた直ぐ寝床に戻る。
少し目を閉じて薄目で部屋を見ると、実にいろいろなものが部屋にいた。
何かの生き物の欠片のようなものやこちらをずっと覗き込む白い顔。
耳がわんわんとしてきて泣いてしまう。
母が来る頃にはもう誰も居ない。
そんなことをずっと繰り返していた記憶が有る。
以上、本日の怪談である。
うーむ。
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