妄死である。
耳元で蔑みが繰り返される。
ささくれ、破裂する衝動が込み上げる。
【石5】
Hさんの話。
『止めの石』という石が近所の山中にある。
そんなに大きくなく、いくらか平べったい石。
山道の脇に控えめにある。
そこから先に行ってはならない、という戒めの石らしい。
昨今はあまり誰も気にせず、先に進む。
が、そこから先の山の雰囲気というのは急に空気が張りつめた感じするのだという。
確かに自身も山でおかしなものを見るのは大体その石から先であった。
昔の人の知恵なのだな、と思う。
以上、本日の怪談である。
うーむ。
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