刀身である。
皆力が抜けたように。
触っても身じろぎするだけ。
【けしき】
F君の話。
ある休日、気を失ったように眠って起きた時のこと。
お昼近い時間であった。
起きてトイレに向かいつつ時間を確認し、遅く起きたことに、少し損したような気持ちだった。
何か飲もうと台所に向かう、そこで一瞬立ちくらみがして、一瞬部屋の風景が、廃墟のように見えた。
家具も部屋の壁も異なり、埃が積もっている。
結構、鮮明に見えた。
でもそれはやはり一瞬で、すぐいつもの部屋の様子が見てとれた。
何となく、ここに引っ越してくる前はこんな感じだったのかな、それを見てしまったのかな、と思う。
以上、本日の怪談である。
うーむ。
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