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2024年09月26日09:25

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韓国映画「ランサム〜非公式作戦」

1986年、レバノン内戦下のベイルート。混乱する状況下で、韓国の外交官が拉致され、消息不明になってしまう。

その1年半後。
韓国外交部(日本の外務省に相当)のイ・ミンジュン(ハ・ジョンウ)は、希望していたイギリス赴任がかなわず、後輩でソウル大学卒の人間にポストを取られ、落胆。やはり学閥がものを言うのか・・

ふてくされたミンジュンが夜遅く帰宅しようとすると、職場のデスクの電話が鳴り続けている。うっちゃって帰ろうとしたものの、無視できず電話を取ると、何かを叩くような音がなっている。不審に思いながら聴きつづけると、それは外交部の人間だけが分かる暗号だった。
拉致された外交官はまだ生きていて、助けを求めている!

彼を誰が救出するのか?
結局は電話を受けたミンジュンが、レバノンへ向かうことに。
彼は上司に「帰国したら必ず、アメリカに赴任させてくださいよね!」と念を押す(日本もだが、やはり駐米外交官って出世コースなのか・・)。

外交官を監禁している組織からは、莫大な身代金要求が。
そして解放交渉は?
ミンジュンはひとまずはスイスに向かい、「裏の組織」に通じている男と面会して、交渉の糸口を探る。
しかし、混乱状態のレバノンでは複数の武装集団が、身代金目当てに暗躍、ミンジュンも入国審査の際にあやうく襲撃されそうになる。
なんとか逃げ出し、銃撃をかわすため、指定されたタクシーに乗れずたまたま必死の思いで乗り込んだタクシー。
ところが、なんたる偶然、ドライバーは韓国人のパンス(チュ・ジフン)だった。

パンスは不法入国で中東を転々。しかし、現地の言葉もできるし、内情にも詳しい。
ミンジュンは「同胞」に外交官救出の協力を持ちかけるが、パンスは危険なことに足を突っ込みたくない。
ミンジュンは、韓国入国ビザ発行の条件で、パンスを救出作戦に引き込もうとするのだが、レバノンの治安は悪く、やっと外交官の監禁場所に辿り着いたかと思ったら、さらにクルマでさらわれて行ってしまうのを目撃。
果たして、ミンジュンたちは無事、外交官を奪還できるのか?


実際にあった事件をベースにしているものの、「身代金を払って解放させた」とは、今でも韓国政府は認めていない模様。あくまでも水面下で激しいやりとりがあったようだ。

政情不安な国での韓国人の孤独な奮闘、武装集団との銃撃戦、逃走劇、そして後半のありえないようなカーチェイスなど、アクション満載で、一昨年見た「モガディシュ」を思い出す作り。
このあいだ「ボストン1947」で見たばかりのハ・ジョンウがまたも主演で、エリートコースからはずれた、どこか鬱屈した外交官を熱演、キム・ジョンスがこの映画でもまたまた出演して、外交部長官役で、存在感を出しています。
(9月18日、T・ジョイ博多)
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