枕元で毛布に潜り待ちのイティさん。辛抱強く待ってますね。県頬を撫でます。神様のお使いのようにずっと鎮座してました。
白穴である。抱擁は続く。白黒の映画のように。【しつこい】 Hさんの話。疲れて帰ってベッドに横になる。『ねんじゃねーよ、起きろ』と、男の声がすぐ近くでする。疲れた時によく聞く声。毎日では無いが時々聞こえる。しつこい。以上、本日の怪談である。うー
隠れ損ねているチョビ子さん。静かに近寄って尻尾を掴むと大騒ぎです。ごめんごめん。近くに寄って頭を撫でます。暫く座って遊びました。
隠れ損ねているチョビ子さん。静かに近寄って尻尾を掴むと大騒ぎです。ごめんごめん。近くに寄って頭を撫でます。暫く座って遊びました。
血路である。目を伏せてもどうしようも無く。ただ、このまま行く。【西瓜】 Hさんの話。昔、畑で西瓜を作っていたことがあったらしいが、作らなくなった。祖父の話だと、夕方に人の首に見える西瓜が必ずいくつかあって、気味が悪くなったから、ということらし
チョビ子さんは朝のパトロール。ご飯はあとで良いようです。足元をくるくる回っているので背中を撫でます。何回か鳴いてこちらを見上げました。ずーっと見てるのでまた撫でます。
歪音である。ヒリヒリと何かを剥がされるように痛い。このままでは居られぬので少しずつずれて進む。【朝会】 Hさんの話。小学生の頃、月曜の朝は晴れていれば校庭で朝会と言って、校長先生の話を聞くことになっていた。あまり好きではなく、ありたいに言えば
企んでるイティさん。ここでは無い面白いところへ行きたい様子。色んなところへ行きたがります。落ち着きないねーと頭を撫でます。
孤影である。白い箱が落ちている。拾った瞬間に噛まれそう見える魅力的な箱。【壁の目】 Hさんの話。近所の或る休暇に行った時のこと。古そうな壁を見ていると虫が何か動いたように見えた。ほやほやと輪郭がはっきりしないが、それは目のようだった。時々、瞬
昨夜は雨が強くてうろうろしっぱなしのイティさん。だいぶ落ち着きましたね。ゆっくり寝てください。頭を撫でます。すっと手で引っ掛けられぺろぺろ。行ってきますね。
紅涙である。空気に混じって少しずつ。油断を狙って近寄ってくる。【夏の土手】 Hさんの話。夏、山際の公園に散歩に行った。日陰のベンチに座って風に揺れる土手のわさわさと繁る夏草を見ていた。大きな風が吹いて土手の草全体が揺れる。揺れている草の様が、
玄関先で何やら体操をしているチョビ子さん。暫く眺めてから通ります。無からお起き上がったので頭を撫でました。鳴きながら奥へと駆けて行きました。
明滅である。風情を抱えて闇の中を疾走する列車。それぞれの旅路の終わりに向かっている。【山のお社】 Hさんの話。祖母に聞いた話。小さい頃、誰か知らない女の人の手に引かれて、山の中にある小さなお社にお参りに通った、という記憶がある。小さな鳥居と小
テレビの前のチョビ子さん。キリッと様子を伺ってます。暫くするとやって来て色々鳴き始めました。どしたのーと頭とか背中とか撫でると落ち着いてきました。豪雨が怖かったのかな。
テレビの前のチョビ子さん。キリッと様子を伺ってます。暫くするとやって来て色々鳴き始めました。どしたのーと頭とか背中とか撫でると落ち着いてきました。豪雨が怖かったのかな。
嫌黄である。息が詰まる夜。咽せながら席を立つ。【煙】 Hさんの話。祖母から聞いた、かなり昔の或る夏の夜のこと。深夜にトイレに起きると、台所の方が妙に騒がしかった。親戚同士が宴会でもしているようにガヤガヤとしていて、誰もいないはずなのにおかしい
2階から見送ってくれるウィコさん。ご飯食べてたのか口元がもぐもぐしてます。上がっていって頭を撫でます。鳴いて後ろを向いたので尻尾を軽く掴みました。やめてー、と軽く文句。行ってきますね。
華鬼である。僅かに空いた隙間から覗いている。昨日、声だけ聞いた死神。【足音】 Hさんの話。曇って暗い夜だった。外に出てから庭先で足音を聞く。草履で砂利をゆっくり踏んでいるような音だった。が、玄関先にも庭先にも砂利などは無い。何となく満ちてくる
向こうにあるご飯を眺めるイティさん。もう少し食べようか迷ってるのかな?背中と脇を撫でると、ご飯の方にとととと駆けて行きました。
向こうにあるご飯を眺めるイティさん。もう少し食べようか迷ってるのかな?背中と脇を撫でると、ご飯の方にとととと駆けて行きました。
白眠である。意地の悪い時間。連続して泥濘みを這うように進む。【跳ねるひと】 Hさんの話。夜、駅のホームから、向かいの公園を見ていた。公園のさらに向こうの道を、白っぽい服を着た人が歩いているのが小さく見えた。見るとは無しに、でも何となく視線を外
水を飲むチョビ子さん。毎日、夜に取り替えてます。水飲み場は2箇所あるのですがチョビ子さんはこちらの方がお好きなのかな。見ていると落ち着かないようでやって来ました。邪魔してごめんね、と頭を撫でます。
水を飲むチョビ子さん。毎日、夜に取り替えてます。水飲み場は2箇所あるのですがチョビ子さんはこちらの方がお好きなのかな。見ていると落ち着かないようでやって来ました。邪魔してごめんね、と頭を撫でます。
邂逅である。吐き気を催す。また、戻って来て僕の前に立つ。【外を見ている】 Hさんの話。藁葺き屋根の家の廃屋。昔、集落のはずれにあった。以前はお婆さんが1人で住んでいたと云う。ある日突然、居なくなってしまい、亡くなったかどうかも分からないのだと
悪戯の跡がある玄関。チョビ子さんが下手人感を出しながら心配そうにこちらを見ます。特に怒っても腹も立ててませんが、そそくさとその場を去ろうとしてます。背中を撫でます。スタコラと、行ってしまいました。
何かを夢中に見ているチョビ子さん。しばらく見ていましたが夢中のようです。近くに行くとこちらを見上げて鳴きました。頭を撫でます。そのままご飯の前まで誘導しました。
歪音である。歩くとゆらゆら周りが揺れる。ぐねぐねとした世界を歩く。【井戸の蓋】 Hさんの話。畑の脇にある井戸の跡にある蓋。夜にその上に立つ人が時々目撃される。切り抜かれたように真っ黒で詳細はわからないし、だれも近くに行っていないが、男性だと云
悪戯の跡がある玄関。チョビ子さんが下手人感を出しながら心配そうにこちらを見ます。特に怒っても腹も立ててませんが、そそくさとその場を去ろうとしてます。背中を撫でます。スタコラと、行ってしまいました。
獄葬である。ゆっくりと値踏みするように前を過ぎていく。ここに埋められるのか。【罰】 Hさんの話。祖父から聞いた。或る時、近隣のある家が音を立てて倒壊したという。地震も何もなく、また、特に古い家と云うわけでもなかった。家にはその家の主婦が居た。
晴れたので窓を開けると、つとととととイティさんがやって来て鎮座。中々目敏いです。いろいろ用意をして、窓を閉めると玄関まで来てくれました。行ってくるねと頭を撫でます。