食後のチョビ子さん。今朝は寒かったかな?前を通って頭を撫でます。お首を伸ばしてぐりぐり押し付けてきます。
暗澹である。締め上げられる。息を吐く暇もない。【囁き泣き】 Hさんの話。高速道路の工事をしていた時期だった。山際の現場近くを通ると小さな囁くような鳴き声があちこちから耳に入った。姿は見えないし、すぐ側にいそうな風でもない。どれも子供の声に聞こ
イティさん。見開いた視線の先には鴨居に掛けたきらきらじゃらし。あ、見つかった。とって少し遊びます。ほーれほれと振れば逃がさないように噛みついてます。うーむ。また仕舞って頭を撫でて出掛けます。
奇矯である。見ているだけで息が苦しい。落ち着かず誰のことも分からない。【ある日の公園】 Hさんの話。一度だけ。近くの公園のベンチでうたた寝したことがあった。何か手に違和感を感じて目が覚めると、みたこともない老婆が満面の笑みで自分の手を両手でさ
ウィコさんとチョビ子さん。連なり朝ごはん。今朝は眠かったのでのろのろ準備です。美味しいですかーと背中を撫でます。
低室である。空っぽに。出来るだけ空っぽに。【ホームにひとり】 Hさんの話。誰も居ないような駅のホームは注意している。気を抜くと、黒ずん人影が立っており、だんだんと近くに来ることが多い。時には話しかけられる。遅い時間に人がいるとひとまずほっとす
玄関で待ち伏せるイティさん。何やら教えたがっています。座って少しお話。頭を撫でます。満足げに向こうへ行きました。何だったのかな。行ってきますね。
蛇執である。気の抜けた表情の靴が並ぶ。嵐と獄の到来は間も無く。【雨の日】 Hさんの話。子供の頃、友人宅での出来事。雨の降る昼間、トイレを借りて長い廊下を歩いていた。その家は広く、古い。廊下の角を曲がると女の人が立っていた。知らない女性だった。
椅子のイティさん。行ってきますね、と頭を撫でます。ぺろぺろとご挨拶。チョビ子さんは階段の下、ウィコさんは二階です。行ってきますね。
紅念である。うねる蛇がいくつも首をもたげる、虚無の淵を撫でながら歩く。【雨の夜】 Hさんの話。雨の夜。遠くの暗い畑の真ん中に灯りを見る。少し右に行ったり左に行ったりするが基本動かない。何なのかわからないが、雨が泣いているように聞こえる。以上、
静虎である。表情は消え去る。当たり前に苦悩は伝わらない。【目覚め】 Hさんの話。不安な気持ちで目覚める。自分の部屋が見知らぬ部屋に見える。それも、多分2、3秒。時々、自分では無い何かになった夢を見て、目覚めるといつもこんな感じになる。そしていつ
イティさん。夜も付き添ってくれます。ずっとこちらを見てますね。手を伸ばして頭を撫でます。戸惑ったように鳴きます。もうすぐ寝ましょう。
羽虫である。治らない。痛痒感が続く。【早朝】 Hさんの話。用事があって早朝家を出た。川縁の道を歩いていると、向こう岸を、青白い火の玉のようなものが二つ三つ飛んでいた。あっと思って見ていたが、すうっと土手の向こうに消えていった。以上、本日の怪談
玄関で待ち伏せるイティさん。うーむ、こういう時は。階段にあるウィコさんを撫でて遊びます。イティさん。暫くすると気になってやってきました。そして逃げるウィコさんを追いかけて二階へ。ごめんよう。と、さらに待ち構えていたチョビ子さんをかわして出掛
円環である。花が咲いたような夜。滴るような暗闇。【おじいさん】 Hさんの話。仏壇のご飯が、いつの間にか落ちて床に零れ落ちる。そんなことを小さい頃はよく見た気がする。祖母が、おじいさんがまた怒っている、と言って顔を顰める。祖父は存命なので、この
朝はお布団に陣取りました。イティさん。冬もそう遠くはないなあ、とか、考えます。ご飯もそろそろ温めたりしてあげるとよく食べるようになりました。背中を撫でます。ぺろりとお返事。
朝はお布団に陣取りました。イティさん。冬もそう遠くはないなあ、とか、考えます。ご飯もそろそろ温めたりしてあげるとよく食べるようになりました。背中を撫でます。ぺろりとお返事。
罵倒である。頭の中に響いてくる。時には歩みを止めるほどに。【古い校舎】 Hさんの話。古い校舎が苦手だった。今はもう建て替えられているが、中学の時は古い校舎に、遅い時間には特に、昼でも1人ではなるべく行かないように気を付けていた。窓から薄ぼんや
出掛けようとすると待っててくれました。行ってくるねーと頭を撫でます。すると、やや興奮。何故?ちょっとがぶがぶモードですね。玄関前は興奮する場所のようです。頭を撫でてボールを投げて。行ってきますね。
出掛けようとすると待っててくれました。行ってくるねーと頭を撫でます。すると、やや興奮。何故?ちょっとがぶがぶモードですね。玄関前は興奮する場所のようです。頭を撫でてボールを投げて。行ってきますね。
停滞である。押し寄せてくる飢餓感。押し除けるように。這うように。【抱擁】 Hさんの話。ある年の秋の夜。目が覚めて何となく体を起こすと、部屋の中に誰かいた。女の人、着物を着た女の人の形をした何か。影とも呼べず、それは透き通った薄布のように見える
百面相を見せてくれるチョビ子さん。ご飯を食べたあとでお口をあぐあぐさせてました。写真も撮らせてくれます。サービスもよし。玄関にお見送りに来てくれたので頭を撫でます。
百面相を見せてくれるチョビ子さん。ご飯を食べたあとでお口をあぐあぐさせてました。写真も撮らせてくれます。サービスもよし。玄関にお見送りに来てくれたので頭を撫でます。
毒煙である。塗れて撒き散らす。あたり構わず。【気持ち悪い絵】 Hさんの話。小学生の頃、友達の家に遊びに行き、高校生のお姉さんの部屋を見せて貰った。お姉さんはまだ家に帰宅しておらず、秘密だよ、と言われた。一枚の油絵が飾ってあった。誰が書いたのか
出掛ける間際、イティさんに挨拶。ニャっとお顔を上げてご挨拶。階段にはウィコさん。下に行くとチョビ子さんが押し入れから顔出し。頭を撫でると鳴いてやってきました。行ってきますねーとボールを投げます。
出掛ける間際、イティさんに挨拶。ニャっとお顔を上げてご挨拶。階段にはウィコさん。下に行くとチョビ子さんが押し入れから顔出し。頭を撫でると鳴いてやってきました。行ってきますねーとボールを投げます。
猩々である。手招く。気がつくと向かっている。【雲よりも濃く】 Hさんの話。ある朝、雲ひとつない青空だった。歩きながら空を見る。雲ではないが、青いところに、沁みのような燻んだものがある。飛行機?いや、それよりは大きいし、色もなんだか雲より濃く、
床に寝そべり自由時間を満喫するウィコさん。背中を撫でるとものぐさに少し丸まりました。邪魔をしてはいけないので少しして離れます。尻尾を振ってご挨拶してくれました。
煤石である。ごろごろとした荒野。尖った石に足の裏は裂ける。それでもこの砂嵐の向こうに。【彼方から】 Hさんの話。夜の駅のホーム。時々、線路の続く彼方をみる。闇の中に吸い込まれて消える線路の向こうから、誰かが此方に走ってくるのが見えることがある