海流である。巻き込まれて流される。何処へ向かうのか。【小石】Uさんの話。コツコツと窓に小石の当たる様な音がする。無視する。時にしつこく、時にあっさりと終わる。どうせ確認したところで何もわからないのだ。以上、本日の怪談である。うーむ。
チョビ子さんは落ち着こうと爪研ぎします。この間は静かに後ろで待ちます。顔を上げたら話しかけて頭を撫でます。なぜか得意げな雰囲気。張り切って降りて行きました。
血流である。少し動いてみる。そうして川の中に入って行く。【捨靴】Uさんの話。隣の部屋の前に時々子供の運動靴が落ちている。片方だけだったりとかの時もあるのだが、隣に子供など住んでいない。口には出さないが隣の人も気味悪がって触ろうとしない。最終
朝の板の間でひんやり過ごすチョビ子さん。頭を撫でます。ふやふやと何か話を始めました。起き上がって二階へ。別のことを始めた様です。
無策である。どろどろの空気の底。そっちへ行くしか無いのだ。【悲鳴】Uさんの話。隣の部屋から、弟の短い悲鳴が聞こえる。明日になって、何があったとかは聞かない。多分自分も、時々そうした声を上げている。何が起きたか、聞かなくても、どうせ碌なことで
脆弱である。少しずつでも進める。それしかやりようがない。【衣擦】Uさんの話。何かの音、で目が覚める。畳を擦る様な音。畳も無いのに。放っておくと大体そのまま消える。以上、本日の怪談である。うーむ。
今朝は珍しくエアコン前のイティさん。快適そうでなにより。頭を撫でます。はしりと手を掴まれました。やる気ある感じですね。
関博である。鉄の道で待つ。何もわからぬ顔をしている。【落下】Uさんの話。マンションの自室でのこと。深夜に窓に砂か小砂利が当たるような音が聞こえることがある。その直後にどさりと何か落ちた様な音が階下の地面の方から聞こえる。そのあとは何時もより
今朝は近くにいてくれるチョビ子さん。ふーん、ふーんとお話ししてくれます。頭を撫でます。うむ、という顔をして動きません。もう一度頭を撫でます。目を瞑ってました。
死海である。少しずつ絞られる様に音が遠ざかる。きらきらとした何かも連れ去られてしまった。【童謡】Uさんの話。以前、1人で山歩きをした際、歌がついてきた。山中で童謡が聞こえる。大勢の子供が合唱している。近くでは無いが、それほど遠くでも無い何とい
チョビ子さん。動きが早過ぎて捉えられません。急いでる朝!階段のとこで捕まえました。頭を撫でます。また、すぐ急いで二階へ消えた行きました。
氷解である。粒の様な光。ぼうっと眺めている。【通過】Uさんの話。何かが、通り過ぎて行く。その時だけ、深夜の部屋の中に一瞬風が吹く。以上、本日の怪談である。うーむ。
階段でお見送りしてくれるイティさん。頭を撫でます。暑い日は階段ゾーンは何となく涼しいのです。のんびりお過ごしくださいー。
風船である。窓に何か映っている。目が離せない。【行脚】Uさんの話。兎に角歩いた日だった。疲れ切って帰ってくる。マンションの敷地に入って、ふっと体が軽くなる。後ろを向くと、闇の中に何やら人の様な動物の様なものが沢山見えて、消えた。行く先々で引
隅っこでお見送りしてくれるチョビ子さん。さっきまでふやふやと何かお喋りしてました。頭を撫でます。ぐっと頭を手に押し付けてきます。元気でよし。イティさんは玄関で寝転がり。クーラーはつけときますね。
厭世である。息が早まる。まもなく死地。【紙袋】Uさんの話。雨の夜、帰宅する。マンションの花壇のところで何かぐるぐる回っている。近寄ると一瞬、毛の生えた薄茶の買い物袋の様なものが見えて、消えてしまう。あれは何なのか、未だによく分からない。以上
爪研ぎを済ませたチョビ子さん。爪研ぎ中に触ると怒られます。もういいかな?頭を撫でます。階段一緒に降りてくれました。ありがとうございます。
懐古である。息をするので精一杯。そんな夜の荷物は重い。【指先】Uさんの話。マンションの階段で、時々見る。花びらの様なものが舞って、すぐに消える。人の、女の人の指先の様にも見える。以上、本日の怪談である。うーむ。
手を舐めているイティさん。頑張ってます。ざりざりとしててくすぐったいやら痛いやら。頭を撫でます。ちゃっとこっちを見ましたがまた舐めタイム。熱心です。
青箱である。陰影が形作られる。鬱屈を幾つも積み重ねて。【空室】Uさんの話。ある家が引っ越した後の日。2日後だったか3日後だったか。その家のドアの隙間から溢れる様に、焼け焦げた跡のある写真が見つかった。どれも破いてあって、でも写っているのはそこ
朝ごはんは?と起こしに来てくれたイティさん。ありがとうございます。頭を撫でます。それよりも早く食べたい感じですね。今支度をします。
緑青である。暫し足を止める。硬い床に足を休める。【掌握】Uさんの話。マンションの壁に、縞の形の陰のような汚れの様な模様がある。何となく人の指に見える。マンションを握っている様に見えて気味が悪い。以上、本日の怪談である。うーむ。
イティさん。ご飯を食べて一休み。今週は暑過ぎない感じでしたね。雨が多かったけど。頭を撫でます。サイレントな文句鳴き。行ってきますね。
黄赤である。時々目に刺さる。穏やかな気持ちにはなかなか。【写真】Uさんの話。廊下にどこかの山の写真を撮ったパネル写真が飾ってある。母は昔登山していて好きな山だった、ということらしい。夏でも冬でも、その前を通ると妙に涼しい。昔からなので少し色
イティさん。今朝は少しだけ肌寒さを感じたのか、朝方お布団にやってきました。頭を撫でます。ひとまず、パトロールは続ける様子。よろしくねー。
群青である。朝は夕のことはわからない。粛々とすべきことをする。【鳥口】Uさんの話。少し甲高い、鳥の鳴く声が家の中にから聞こえることがある。北側の壁の方。本当に鳥なのかもしれないが、それらしいものが飛んでいるのは見たことがない。以上、本日の怪
窓辺から飛び降りるイティさん。ご飯を食べる気になったようです。お向かいの工事が気になる様ですね。そんなに大きな音も出なくなりました。頭を撫でます。階下へ走って行きました。
赤玉である。霞む目にぼんやりとした群像が過ぎていく。手を振るような松の木。【認識】Uさんの話。出掛けようとすると、ドアの取手が無い。ある筈なのに無い。何回か部屋に行ったり戻ったりしてるうちに、ふと、取手が認識できるようになる。消えていたわけ