雲外である。力尽きる。ただ浮かぶだけ、落ちるだけ。【だんだんばたけ】 M君の話。山際の段々畑の端の畝を1人で歩いていた時のこと。突然誰かに背中をつかれて下の段の畑に落ちた。少し足を挫いた。それから、誰も居ない山肌を歩くのは怖い、と思うようにな
まだまだおねむなイティさん。とろとろと朝を過ごしてます。ご飯にするよーと頭を撫でます。ぺろりと手を舐めてついて来ました。
凶兆である。空間が攻めてくる。わずかに腐った場所から絶えず小さな叫びを聞く。【さがすひと】 M君の話。親戚の家の奥の床間に寝ると夜中に目が覚める。床の間の端にある引き戸の前にしゃがんで何か探しているような人の背中。声をかけたこともないし振り向
下界を楽しむイティさん。貫禄ありますね。そろそろ締めるよ〜と背中を撫でます。上を向くので、喉やら顎やらも。うむ、と満足げに去っていきました。
黒葬である。減りすぎた。このままでは駄目だろう。【やぶ】 M君の話。家の裏手の藪。がざがさ音がするのでそちらを向くと藪の中に顔が浮かんでることがあった。最近は見ないが、子供の頃はよく見た。以上、本日の怪談である。うーむ。
起き抜けで視線を感じました。チョビ子さんは窓辺にスタンバってます。窓を早く開けて欲しそう。はいはい、とまず窓を開けます。ちょっと冷たい空気。でも、お外に興味は尽きませんね。
殺意である。吹き飛ばす。殴りつける。そんなことばかり。【あかいめ】 M君の話。祖母から聞いた。子供の頃、お墓参りに行くと、その晩の枕元に目がいっぱい現れたそうである。ぐるりとお婆さんの布団を取り囲むようだった。中に、赤い目が混じっていて、それ
チョビ子さん。尻尾で足くるんで何となく毛がボワっとしてますね。寒いのかな?暖かくしておくのでぬくぬくしててください。みんな仲良くねー頭を撫でます。
ご飯を食べている時のウィコさんの尻尾。少し縞々、少し膨らんでますね。夢中で食べてます。指先で頭をちょんも撫でます。行って来ますね。
荒涼である。今日の傷を増やす。明日の傷もあるのだと耳鳴りが囁く。【ひきうす】 M君の話。畑の脇に昔の挽臼が置いてあった。お祖父さんはその上に腰掛けて一休みする。お祖父さんが亡くなった後。時々夏の日の長い日。夜の空となる少し前くらいの時間に、お
朝日を浴びてカッコよく光るチョビ子さん。最近は夜見かけません。どこに潜んで寝てるんでしょうね。今朝は鼻を舐めて起こしてくれました。頭を撫でます。ほかほかです。
血肉である。五月蝿い音が取り囲む。全てが黄色に染まっていく。【うしろの】 M君の話。いつの頃からか、母の後ろに人が視えるようになった。ただ、瞑った目といい、弛緩した表情といい死人のそれである。多分、随分昔に亡くなった母の祖母かその姉妹の誰かと
タオルの上でお昼寝するウィコさん。ごわごわタオルが好きですね。そばを通ると起きました。頭を撫でます。ぐりんぐりんと押し付けてきました。
タオルの上でお昼寝するウィコさん。ごわごわタオルが好きですね。そばを通ると起きました。頭を撫でます。ぐりんぐりんと押し付けてきました。
毒布である。頭が働かない。いつも以上に。【かいだんとふじん】 M君の話。階段の途中に佇む婦人をよく見る。よく見る、とうのは異なった場所の階段でそういうものをよく見かけるからだ。家の階段はもちろんのこと、友達の家や公共施設も含むからだ。それぞれ
ウィコさん、隣で添い寝してくれます。時々自分から頭をすりすりして来ます。背中を撫でます。なんとも柔らかい毛でした。
ウィコさん、隣で添い寝してくれます。時々自分から頭をすりすりして来ます。背中を撫でます。なんとも柔らかい毛でした。
朦朧である。既におぼつかず、手足も伸びない。起き上がることもできない。【なや】 M君の話。親戚の家には、畑の隣に大きな納屋がある。子供の頃、知らない子がその裏手で遊んでいたのを何度か見かけた。近くに子供のいる家はないのに。目もあったことがある
チョビ子さん。早く開けて欲しかったのにと不満顔。何となく既視感のある構図です。鳥さんが1番騒ぐ時間帯を逃しちゃったかな?ごめんねーと頭を撫でます。それでも熱心に見てました。
薄闇である。現実味が薄れていく。そして、凍てつきひび割れて。【なれのはて】 M君の話。親戚に農家があって、とても古い家だった。そこの鴨居によくお爺さんが乗っかって下を見下ろしていた。ぼろぼろの身なりで、蓬髪気味で小さな垢じみた感じの人だった。
イティさん。明るい朝はとりあえず窓!もっと早く開けて欲しかったのに。。。的な顔でこちらをじろり。ごめんねー、と頭を撫でます。ほかほかすべすべ。行って来ますね。
虚人である。流れに赤く線が入る。それが視えるか視えないか。【とうろうのおもいで】 M君の話。湖のほとりに実家があり、子供の頃はそういう環境で過ごした。夏、子供の頃は毎年灯籠流しをやっていた。学校の授業で工作するのだ。障子紙か、書道の紙か忘れた
イティさん。さっきまでホカペに潜ってました。ほかほかゾーンに拘る猫さんです。まだこの冬のスタイルを模索中なのか移動が多いですね。頭を撫でます。
チョビ子さん。尻尾で足くるんで何となく毛がボワっとしてますね。寒いのかな?暖かくしておくのでぬくぬくしててください。みんな仲良くねー頭を撫でます。
窮乏である。時間が痩せ細っていく。皆、からたちの目でこちらを見る。【なんど】 T君の話。親戚の家で納戸の片付けを手伝った。久しぶりに開けた中は埃が積もっていた。そして、積もった埃の中に、顔の形のまま、顔を押し付けたようにへこんでいるところが幾
イティさん。朝ごはん美味しかったようです。今朝は不満鳴きも無くいっぱい食べてました。良かった!頭を撫でます。ホカペに潜ってたせいかほかほかしてました。
イティさん。朝ごはん美味しかったようです。今朝は不満鳴きも無くいっぱい食べてました。良かった!頭を撫でます。ホカペに潜ってたせいかほかほかしてました。
瘴気である。打ち震え息も絶え絶え。足踏みをするように耳鳴りが溜息を吐く。【しき】 T君の話。お昼休みに外に出て、ふと空を仰いだ時のこと。形のはっきり捉えられない黒い影のようなものが飛び交っているのが目の端に映る。ふと見るとそこは門の大きなお屋
イティさん。さっきまでホカペに潜ってました。ほかほかゾーンに拘る猫さんです。まだこの冬のスタイルを模索中なのか移動が多いですね。頭を撫でます。
イティさん。さっきまでホカペに潜ってました。ほかほかゾーンに拘る猫さんです。まだこの冬のスタイルを模索中なのか移動が多いですね。頭を撫でます。