針目である。過ぎた時を反芻する。時々の痛み、理由のない理不尽さ。【並木道】 K君の話。城址に向かう途中にある並木道。夜中に1人で其処を通ると、呻き声が聞こえる事がある。幾重にも折り重なったような声である。以上、本日の怪談である。うーむ。
出かける間際にお布団へのお誘い。ごめんねー、と頭を撫でます。ぬくぬく界ではお布団がチャンピオンの様子。お見送りは無しでした。
貝目である。朽ちて運ばれていく人々。灰を静かに踏んで。【睦言】 K君の話。隣町からの終電で帰った時のこと。自分しか乗っていないのに話し声が聞こえた。男女のもので恋人同士の様に感じた。向かいの席の辺りから。動くのも癪なので知らんぷりしていたと云
胸の上に乗るチョビ子さん。朝起こしに来てくれました。色々ふかふかなところを触らせてくれます。手で包んで頭を撫でます。
半壊である。夜が深まると空気が澄む。遠くの音も沈む様に聞こえる。【樹木】 K君の話。以前深夜にカーテンを開けて外の景色を見ようとした時のこと。隣の家をふと見たら、白っぽい煙の様な何かが屋根の上にいっぱい居た。樹木の様に立って揺らめいていて、何
ほのかに暖かい小型の敷物がちょっと人気です。イティさん。居ないと思うと大概ここに。頭を撫でます。気に入っていて動いてはくれませんね。行ってきますね。
外界である。何かもが違う。鎖の日々。【くらげ】 K君の話。厚い雲が海の向こうまで垂れ込めた日だった。雨は降りそうで降っていない。海沿いのトンネルの歩道を通って帰るつもりだった。薄赤い人っぽい形の何かが、中で蠢いているのが見える。人の形のくらげ
ご飯待ちのウィコさん。背中を撫でるとちょい冷え気味。しゃがんでわさわさとします。下に行くと着いてきてくれました。急いで支度。
黒羊である。それでもまだ、目を見開いて前を向く。足踏みはまだ続く。【夏の訪問者】 K君の話。ある夏、日曜日に家で1人だった。今日は、と縁側の方で声がしたので行ってみる。年配の女の人がいた、と思う。濃く日陰になっている様にその人の顔はわからなか
おやつをおねだりするウィコさん。待ちきれなさそうです。しゃがんで頭を撫でます。用意すると、喜びの声で早く早くと。
暗い朝でしょんぼりしてるチョビ子さん。ご飯もイマイチ進みませんね。頭を撫でたりお膝の上に乗せたりしました。帰ったら美味しい何かを!
狭窄である。わからないことが山となって積もる。指をさして確認する。【黒羽】 K君の話。時々、黒い船を見る。船では無いのかもしれない。すごく遠くにいるのだが、なんだかもやもやっとした塊で、黒煙が寄せ集まった様に感じる。子供の頃から見ているが、一
おやつをおねだりするウィコさん。待ちきれなさそうです。しゃがんで頭を撫でます。用意すると、喜びの声で早く早くと。
暗魂である。強靭な命綱を。閨に持ち込む。【朝の海】 K君の話。早朝声が外から聞こえて目が覚めた。大勢がざわつく様な感じであった。起き上がってカーテンの隙間から外を見ると、近くの海辺、というか海面上に光るボールの様なものが幾つも漂っているのが見
暖か毛布に埋もれて眠るチョビ子さん。なかなか最近お気に入りの様子。近くに行くと顔を上げてこちらを見ます。頭を撫でました。ものぐさに尻尾でお返事。
瑕疵である。少しやり。少し休む。【喋れない部屋】 K君の話。最近は付き合いのなくなった友人がいる。彼の家は古くて大きくて広い。一度だけ遊びに行ったことがある。彼のお母さんが、その時はいて歓迎はしてくれたが、後で彼に聞くとあまり家に人を入れたが
お澄ましなチョビ子さん。お皿を置くとどこで食べるか迷ってたので運んであげました。食べてます。よしよし。頭を撫でます。まくりまくりと食べてました。
お澄ましなチョビ子さん。お皿を置くとどこで食べるか迷ってたので運んであげました。食べてます。よしよし。頭を撫でます。まくりまくりと食べてました。
白蛇である。疼き穴から出ずる。近寄ると独特の圧迫があり、すぐ解る。【朝の海辺で】 K君の話。秋の早朝。海辺を歩いていたら、何か聞こえるような気がした。気にしないでいたが、随分経ってそれは自分に呼びかける声だと気がついた。振り返ると、10メートル
枕元で布団に入り込まないか期待してるイティさん。もう朝なので入りません。ごめんねーと背中を撫でると文句鳴き。ご飯を置くとまくまく食べてました。
密夜である。漂う音が向こうに流れて行く。いつの間にか。目の前にあったものが。【船の模型】 K君の話。祖父が近所の漁師の人からもらった模型の船がある。前は祖父の部屋に飾ってあったが今はもうない。かなり精巧に作った漁船の模型であった。でも、苦手で
窓辺で丸くなるウィコさん。朝ごはんを待望中です。支度して持って行くと食いつき良く食べてくれました。背中を撫でます。
窓辺で丸くなるウィコさん。朝ごはんを待望中です。支度して持って行くと食いつき良く食べてくれました。背中を撫でます。
恫羅である。世界が歪み曲っていく。背中の方から卑怯な思いが刺さるのを感じる。【庭の隅】 K君の話。子供の頃の、夏休みの終わり頃のこと。夕刻過ぎで、まだ闇になりきってない時間帯だった。庭の隅に蹲っているような影を見た。何だろうと思っていると、そ
テレビの前でお澄まししているチョビ子さん。行くとおねだり鳴きしながら寄ってきました。頭と背中を撫でます。ふかふかしてました。
忘却である。果たす義務は捨て置かれる。それでも何かに納得している。【夏の終わりの】 K君の話。夜中に寒さで目が覚める。まだ、夏の終わりの頃だったので妙に思った。電灯の消えた部屋の中が妙に明るいような。窓の方を向くとカーテンが開け放たれていて、
午前中はここはほかほかゾーン。イティさんは見逃しませんね。お腹を撫でます。夜は当たり前のようにお布団に直行です。
午前中はここはほかほかゾーン。イティさんは見逃しませんね。お腹を撫でます。夜は当たり前のようにお布団に直行です。
涯地である。しがみついて離れない。ゆっくりと立ち進む。【台風の次の日】 K君の話。台風の日の次の夜。深夜に窓を叩かれることがある。そう云う時には外を見るな、とだけ言われている。以上、本日の怪談である。うーむ。
押し入れ一択のチョビ子さん。落ち着くみたいです。時々降りてきて胸の上に乗るので、気が済むまで撫でます。他の子が乗ってると気になるみたいで入れ違い気味に来ます。