秘事である。強硬に進めたツケが。赤い光を不吉に思う。【人混み】 Hさんの話。時々、街中に行く。人混みは普段経験しないが、それにしてもとても煩い。泣いてたり怒ったり、喚いている声がいつも混じっている。、人の心の声のようにも、そういう使者たちの声
風の強い窓辺を避けて緩い朝日を愉しむイティさん。頭を撫でます。さっきまでは走り回ってましたね。ごみの収集車にびっくりしたぽい。行ってきますねー
融冷である。視線を感じる。耳鳴りが何か言い返している。【黒い男】 Hさんの話。或る休日の午後。黒い服の男がゆっくりと山の中に入っていくのを見た。行き止まりしかない道なのに。何となく確かめるのが躊躇われて、ずいぶん経った頃にその道の先を確認した
朝日を堪能するチョビ子さん。窓を開けてと開けたはいいが、ちょっと今朝の空気は冷たいです。頭を撫でます。小さな文句鳴き。窓を閉めますね。
回体である。だいたい何となく把握する。今日の言葉を考えて。【ぐしょ濡れのハンカチ】 Hさんの話。雨降りの季節。その日も雨で、午後用事があって山裾の道を歩いていた。道端に誰かの落としたぐしょ濡れのハンカチが落ちていた。一瞥して通り過ぎる。すると
朝日浴中のチョビ子さん。はんなりしてますね。頭を撫でます。前から手を伸ばしたので嫌がられました。ごめんごめん。後ろから撫でます。
襲来である。さらに深いところまで誘う。まだ何とか。【梅】 Hさんの話。山歩きをしていた時、森の中で幹の中程で折れた梅の木を見つけた。何故かは分からない。そこを離れる間、背中の方から啜り泣くような女性の声が聞こえた。以上、本日の怪談である。うー
ふと気が付けばチョビ子さんもいました。静かに仲良く控えてくれてます。明日まであったかくて明後日からまたちょっと寒いのかな。温いうちは堪能してください。頭を撫でます。
断死である。わかっていてもだめ。意識を蕩けさす。【無視】 Hさんの話。時々、夜道で視界が歪む。特に山裾にある自宅家に近づいて、他の家々が少し離れたあたりから。空気が変わると言えばいいのか。そんな時に見かける人影は無視する。だいたい道路の端や、
上り框に陣取るイティさん。ここは午前はあったかい。休日に晴れてる日は開放してます。頭を撫でます。どかないわよ、と文句鳴き。もう少しそうしておきましょうか。
上り框に陣取るイティさん。ここは午前はあったかい。休日に晴れてる日は開放してます。頭を撫でます。どかないわよ、と文句鳴き。もう少しそうしておきましょうか。
怪死である。少しずつひび割れていくように痛い。少し離れているが、常に響く。【夢現】 Hさんの話。具合が悪い時に夢現で見る夢。足音が、天井裏から聞こえ、それはそのまま階段で降りてくる。やや幅のある木の階段。こちらに向かっているのだとわかる。何を
微妙なお顔のチョビ子さん。日差しはあるのに空気が寒い。コレジャナイ、コレジャナイと言いたげな。頭を撫でます。ひと鳴きして探検に。春までもう少しお待ちを。
眠死である。座っていても血が下がっていく。階段で登りながら落ちるような。【出処】 Hさんの話。夜中に時々、がやがやとしながら、家の前を通って山に行く者たち。とある夕方に、集落の外れでその声を聞いた。古びた大きな沼の側だった。あの沼から歩いてく
朝のイティさんは窓際。朝は風がおさまっていて、なかなか春っぽい感じですね。飽きずに見てますね。頭を撫でます。お見送りに玄関まで来てくれました。ありがとね。
恐花である。息を低く保つ。見境がわからないのだ。【梅の木】 Hさんの話。庭の端に梅の木がある。その辺りから、時々唸り声が聞こえる。動物のような人のような。かなり昔からそうだったようで、家族も今は特に怖がってもいない。以上、本日の怪談である。う
いつのまにかいたチョビ子さん。一階はちょっと寒いかもよー頭を撫でます。うむ、という感じでのしのし二階ヘ戻りました。
通過である。大勢が闇に呑み込まれていく。それも片隅の些細な出来事なのか。【春の戦場】 Hさんの話。これも春などに見かける。山を歩いていると、紫ぽい靄と、ちょっと赤い靄が現れる。どちらも1メートル程だろうか。お互いが何度もぶつかろうとして、少し
茶水である。痛痒感が止まない。忘れるように。【春の縁側】 Hさんの話。春などに見かける。家の縁側に、日差しが当たって暖かくなっている所。その辺りに、もやっとした何かが見えることがある。かなり以前に、猫を飼っていた事があるとか。恐らくそれなのだ
朝ごはん中のイティさん。うまうまと食べてくれてますね。良かったです。背中を撫でます。邪魔しないでと文句鳴き。はいはいごめんね。
吸血である。狡っからい。その目障りさに沸き立つ。【思い出の顔】 Hさんの話。小さな頃の記憶。家の探検をしていて、押し入れを開けると、奥の方に一瞬人の顔が見えた。悲しそうな女の人の顔。何だかそれが怖かった。以上、本日の怪談である。うーむ。
戒目である。少し先のことも考えが及ばず。山が崩れようとしてるが、声が掛けられない。【並走者】 Hさんの話。夜自転車に乗って走っていると、家のある地域に入った頃に、何かが並走してくる。そちらを見るとわからないが、目の端で何かいるのがわかる。何と
黒圃である。もう実はあまり見えていない。それでもそこに何があるかは何となくわかる。【紅葉の頃】 Hさんの話。中学生の頃、学校からの帰り道だった。季節は秋くらいだったろうか。丁度、山の脇を通った時に、紅葉の林の側を時に林の中に着物を着た集団が居
朝の窓辺のイティさん。頭を撫でるとほかほかです。用意はできているのですがご飯よりもこっちらしい。鳥さんが鳴いていて、わくわくしてました。
朝の窓辺のイティさん。頭を撫でるとほかほかです。用意はできているのですがご飯よりもこっちらしい。鳥さんが鳴いていて、わくわくしてました。