憎悪である。それ以外の言葉は無い。何故こんな事ばかり。【襖の向こう】 Sさんの話。昔、友達の家に遊びに行ってた時のこと。遊んでいると、唐突に襖の閉まった仏間の向こうから、チンチン、チンチンとお鈴が鳴っている音がする。悪ふざけするように。友達の
憎悪である。それ以外の言葉は無い。何故こんな事ばかり。【襖の向こう】 Sさんの話。昔、友達の家に遊びに行ってた時のこと。遊んでいると、唐突に襖の閉まった仏間の向こうから、チンチン、チンチンとお鈴が鳴っている音がする。悪ふざけするように。友達の
窓の外を見るチョビ子さん。鳥さん見てるぽい。近くに行って頭を撫でます。何か張り切ってるような顔。行ってきますね。
焦土である。棘のある大地。湧き出る熱気に苦労する。【花の間に】 Sさんの話。木造の古い家があって、塀の周りに花壇がある。色々な花が咲いているが、夜に見ると花と花の間に顔が見える。品の良いお婆さんのような顔がいくつか見える。以上、本日の怪談であ
暗転である。怒っているからこんなに消費してしまうのか。喘ぐように歩き回る。【薬品臭】 Sさんの話。疲れて帰ってきた夜、壁ら軋むような音が聞こえてきたら気を付ける。砂壁のような肌で皺だらけの沁みだらけの手が、触ってくるからだ。どこから来てるのか
霞視である。細い気を辿って。少しでも明るい場所へ。【お札か何か】 Sさんの話。夜中に玄関先に大勢が立ってる気配を時々感じる。入ろうか入るまいか迷っている、そんな感じ。お札か何か貼ろうかとちょっと考えている。以上、本日の怪談である。うーむ。
微量である。感じているのは僅かな部分。其処ばかりに意識が。【10分に一回程度】 Sさんの話。部屋で静かにしていると、10分に一回程度、誰かの息遣いを感じる夜がある。なるべく、なるべく無視している。以上、本日の怪談である。うーむ。
イティさんは、ちょっと隠れて日向ぼっこ。声を掛けてから背中を撫でます。そうしないと酷く吃驚する様子。行ってきますね。もう一度撫でます。
回顧である。膝を折って息を吐く。昨日のそのまたずっと昨日の。【星空と囁き】 Sさんの話。星空を仰いでいた時のこと。首を上に向けると、何となく小さな耳鳴りか空耳に感じていた事がそうでないとわかった。恨み言や惜しむ声、後悔と悲しみ。墓地のある山裾
チョビ子さん。お日様が顔に当たって嬉しそうです。イティさんは名残惜しそうに玄関までお見送りしてくれました。少し粘ってました。行ってきますね。
唄怪である。生ぬるい夜。騙そうとする冬。【遠い絶叫】 Sさんの話。山際にある高速道路に面した側道。何故かわからないが、其処を通ると、女児か何かの絶叫のような声が遠くから微かに聞こえる。小さく微かだけど、割とはっきりと。以上、本日の怪談である。
凶行である。実は不実の極み。実は堕落の耳打ち。【廊下に映る】 Sさんの話。中学校は古い校舎であったが、床板が磨き抜かれて黒光りしていた。生徒に課された過剰な清掃の賜物ではあるのだが。暗い廊下だと景色が映り込む。1人で歩いているのに、何人もの影
イティさん。タオルな無い感じが本日は良いらしいです。隣に座って背中を撫でます。すぐ膝に乗ってきました。抱き上げると嫌がりますが、乗る分には大好物。
閃穴である。白い鞠のようなものが見えた。あれは、何だろうか。とても気持ち悪い。【斜面の辺り】 Sさんの話。空気が澄んだ夜だった。遠くの山の輪郭も妙にはっきり見えた。なので、よくわからない辺りにチロチロと飛び交う、小さな赤い火や青い火も見えた。
塩夜である。絶えず膝の上で転がる。滑らかな言葉を紡ぐ。【写真】 Sさんの話。昔から、集合写真を撮ると、背後にぼんやりとした顔のようなものが写る。自分のせいなのかどうか、あまりはっきりとしない。以上、本日の怪談である。うーむ。
早くお布団に行きた過ぎて催促してくるイティさん。フリースによじ登ってすりすりしてきます。頭を撫でます。暫くしたら行きましょうか。
闇床である。からからと頭が空になった音が響く。あちこち痛みが響く。【助手席が苦手】 Sさんの話。友達の車の助手席が苦手である。乗っていると色々見る事があるからだ。特に峠道だと、道のあちこちからふらふらと車の前に出てくる何かを見る。運転している
怪域である。動揺が広がる。痛みがじわじわ押し寄せる。【深夜の街で】 Sさんの話。時々、街に出かけるが、深夜の道を1人で歩いていると、よく見ることがある。唐突に自分のすぐ脇から人が湧いたように現れて何か話しかけようとしてくるが、通り過ぎて振り向
朝から機嫌の良いチョビ子さん。近寄って撫でると首を伸ばして迎えてくれます。気持ちの良い朝でよかったね。白いとこが眩しいチョビ子さん。
南端である。背骨がゆっくり曲がって軋む。冷えていく。鉄のように。【揺らぎの人】 Sさんの話。お寺の裏手から山の方へ登っていく小道。木は上に覆い被さっているが、見通しは良い山道。下から上の方を見ると、ゆらゆらとした人の形をした揺らぎのようなもの
イティさん。晴れるとすぐな窓の外を見たがります。なるべく長めに開けてあげました。飽きずにずっと居ますね。頭を撫でます。邪魔しないでと文句鳴き。