膿毒である。侵されて。足元もふらふらに。【不意打ち】 K君の話。いつかの夜のこと。布団の中で足首を掴まれる。冷たい手だったので足で蹴るようにして振り払った。くすくすと忍び笑いが聞こえる。全て無視した。以上、本日の怪談である。うーむ。
チョビ子さん。文句ではなくあくびの始まり。いいお顔です。のんびりしたい朝。頭を撫でます。のそりと寝そべりました。
怪事である。最近はいつも落ち着かない。ざわざわと死の際に追い込まれるようだ。【跡】 K君の話。一度、家の庭、いうか家の周りにできていた。土になっているところに、バケツほどの大きさと深さの穴が1メートルおきくらいに。それは本当に家の周りをぐるり
ふくふくと寝ているチョビ子さん。出掛ける前に頭を撫でます。目を開いてちょっと噛む仕草。あら、と笑ってもう一度撫でます。
面妖である。一つ積み、崩し。繰り返す。【前日】 K君の話。中学生の時、旧校舎が取り壊される間際のこと。夕方、遠目に校舎を見ると窓を通して大勢の人が立ってひしめいていた。大人もいたと思う。どの階もそんなふうに見えた。取り壊しの前日だった。以上、
ほかほかの場所から睨みつけてくるイティさん。表情豊かですね。最近は玄関まで追いかけてくれます。名残惜しく見送ってくれました。頭を撫でます。
ほかほかの場所から睨みつけてくるイティさん。表情豊かですね。最近は玄関まで追いかけてくれます。名残惜しく見送ってくれました。頭を撫でます。
困惑である。去っていく。見送るように穴に落ちていく。【怒りの海】 K君の話。時々、海がこわく見える時がある。自分の場合は、明るい天気で凪いでいる時。怒りのようなものが伝わってくる。それが何なのかうまく表現はできないが。以上、本日の怪談である。
朝の良い子、チョビ子さん。本日も定位置から見送ってくれました。頭を撫でます。イティさんは玄関の際まで。好奇心強いし外に行きたいのかな。うーむ。
魔魅である。こんな夜に行かねばならない。忘れぬうちに。【温室】 K君の話。このあたりで1番急な坂を登る。温室のある家があって少し肥料の匂いがする。曇ったアクリル板の向こうで、間際に立ち外を伺っている人影をいつも見る。老人のようだが顔はわからな
ごわごわタオルを踏んで楽しむチョビ子さん。ようやく場所が開いた、とやって来ました。朝から胸の上に乗りすりすりして来ました。最近は噛みませんね。頭を撫でます。
幻惑である。足跡は幻。見下ろした足元だけが実在する。【3人】 K君の話。ある晩、カーテンを開けて寝た夜。夜中に目が覚めると窓の外に人がいてこちらを見ている様だった。黒い影のようだったから詳細はわからない。でも、こちらを見ているというのは伝わっ
スンとお見送りしてくれるチョビ子さん。ちょっと寂しそう。近くに行って頭を撫でました。なるべく早めに帰ります!
白色である。無理解の岸辺をこのまま進む。やっとその時間が来たのだ。【叫び声】 K君の話。夜中に時々聞こえる叫び声。家の中から聞こえる。家族の誰のものとも思えない老人ぽい声。最近、もう一つ増えた。以上、本日の怪談である。うーむ。
玄関に行くとイティさんがお出掛け阻止の活動中。なかなか退いてくれません。お腹を撫でたりして暫く遊びます。少し納得して行ってくれました。ありがとうねー。
灰玉である。目が霞む。これでも足掻いているのだ。【きゅうきゅう】 K君の話。夜中に起きると何やら自分の周りが騒がしい。起き上がると、自分の周りに闇でできた黒い楕円の様なものがいくつもある。それぞれからきゅうきゅうというような音が聞こえている。
テレビの前が狭そうなチョビ子さん。窓辺をイティさんにとられて残念そう。はみ出し加減がなかなか。頭を撫でます。にっこり笑った様にこちらを向きました。
テレビの前が狭そうなチョビ子さん。窓辺をイティさんにとられて残念そう。はみ出し加減がなかなか。頭を撫でます。にっこり笑った様にこちらを向きました。
黄目である。天から降りて来る悪魔。誰も避けることはできない。【開いた部屋】 K君の話。友人の家は古い造りだった。奥に座敷があり、暗い部屋だった。その部屋の襖は誰も居ないのにいつも開いていた。灯りもつけない部屋で、真っ暗な部屋があるので前を通る
玄関で顎を段ボールの角でコシコシしている出待ちのイティさん。有効活用上手いですね。背中を撫でます。春っぽいほかほか。戻ってもらいました。行ってきますね。
玄関で顎を段ボールの角でコシコシしている出待ちのイティさん。有効活用上手いですね。背中を撫でます。春っぽいほかほか。戻ってもらいました。行ってきますね。
炭岩である。ざわつく。朝からずっとざわつく。【凪の朝靄】 K君の話。早朝。凪いでいる海辺に浮かぶ朝靄。それが蠢く人に見える時がある。昔、祖父に話したら、死んだらあそこに行くかもなあ、と言っていた。以上、本日の怪談である。うーむ。
ウィコさんとイティさん。仲良くおやつ中。チョビ子さんは何故かそれほど食いつきが良くないです。うーむ。頭を撫でます。たくさんおねだりしてました。
竦毒である。繋がっている夜を想う。無双の果てに目を伏せる。【焚き火の跡】 K君の話。海辺のある場所は酷く気分が悪くなる。大体決まっていて、それは焚き火をした跡がそうだ。何でだか分からないが立ってられないほどに。以上、本日の怪談である。うーむ。
窓辺のイティさんとご飯中のウィコさん。暖かな朝。そろそろ窓開けのおねだりが朝から来そうですね。さて、窓を閉めねばと頭を撫でます。どちらもほかほか。
同死である。詳らかになる灰色の夜空。階段を登って来る古い天使。【悲鳴】 K君の話。昨日の深夜。屋根の上のもっと上から、女性の悲鳴が聞こえた。動物の声のようには聞こえなかった。その後何も聞こえなくなった。以上、本日の怪談である。うーむ。
腐臭である。長く長く吐く。長く長く吐く。細く息を少しだけ吸う。【格子】 K君の話。裏山の山中に、朽ちかけた小さなお社がある。すごく小さいが、格子も付いている。何回かその講師の向こうに人の顔を見た。一瞬で目を背けたが嫌なものを見た、という感じが
お布団で眠りかけるチョビ子さん。静かに寄って背中を撫でます。薄く目を開いて、また閉じました。静かにしときますね。