側で付き添ってくれるイティさん。付き合い良いです。喉の下とか頭を優しく撫でます。ウィコさんもやってきました。背中を撫でます。
焦燥である。眠っているのを起こす。無理矢理にでも。【アンバランス】 Hさんの話。今のところ、一度きりのこと。玄関を出ると目の前に知らないおばさんが立っていた。茶色いワンピースを着ていたと思う。こちらを見て笑顔のように顔を歪ませると消えた。知ら
擦過である。夜を搾り上げる。一滴の滴が零れるまで。【窓の顔】 Hさんの話。ごろごろしていて寝落ちし、深夜に目が覚めて、ちゃんと寝ようと立ち上がる。トイレに行こうとすると、窓に大写しになったような男の顔。無視して通り過ぎる。そちらを見ずにカーテ
チョビ子さん。今日はテレビの端っこからおはようございます。昨夜はベッドに来ていっぱい遊びましたね。時々ガブガブ。今朝はニコニコしてます。頭を撫でます。
闇黙である。少しずつ視線をずらす。ころころと虚しさが転がって行く。【雪の足跡】 Hさんの話。ある年のこと。雪が降った次の朝。外に出ると家の周りに足跡がいっぱい付いていた。どれも裸足で、大人のも子供らしい小さなものもあった。あまりに沢山あって、
半分寝ているチョビ子さん。一応ご飯は食べました。昨夜は元気に走り回っていて疲れたのかな?頭を撫でます。ほかほかしてました。
半分寝ているチョビ子さん。一応ご飯は食べました。昨夜は元気に走り回っていて疲れたのかな?頭を撫でます。ほかほかしてました。
薄闇である。生暖かく現実味がない。これからまた、長い時間を掛けて。泥濘を歩いていく。【深夜の足音】 Hさんの話。深夜に山の方に向かって走って行く人の足音がする。何度も確認して知っているが、どうせ誰もいないのだ。きっと今夜のこれも。以上、本日の
寝ぼけて朝ご飯を早く出しすぎました。チョビ子さんも大欠伸。でも、それはそれとして食べてくれました。夜は早めにあげなきゃ!頭を撫でます。
泥化である。手を伸ばしても。先に向かっても。どうしても届かない。【運転席】 Hさんの話。時々だが、夜に隣の家の前を通り掛かると、庭先に留まっている農作業用の軽自動車の運転席に誰か乗っていることがある。それは、数年前に亡くなったその家のおじいさ
ホカペの上にイティさん。置かれたように動きませんね。ぬくぬくしててくれてるようです。手を差し入れてお腹を撫でます。
砂塵である。闇をすり潰した粉をかける。冷やして万遍なく。【夜のお坊さん】 Hさんの話。夜、街灯の下お坊さんが立っている時には、その道を通るな、という決まりが昔はあったらしい。両親も祖父母も地域の人間だが、それを知っていて、しかもお坊さんを見た
すやすやと眠るイティさん。起こさないようにスマホを向けました。暫くすると起き上がってきてお腹の上に箱座り。背中を撫でます。目を細めてぐるぐる。
虚空である。どこに向かって叫ぶのか。自分の声さえ耳に届かない。【薮の光】 Hさんの話。山際のある畑。夜にそこを通ると、光るものが畑の向こうにある藪の中を通り去るのを見ることがある。何なのかはわからない。火のようにも電灯のようにも見える。ただ、
狂騒である。階段を登ってから気がつく。ずっと疲れ果てていたことに。【夜の鏡】 Hさんの話。時々、夜に鏡を見ると自分とだぶって誰か他の人が見える。あんまり考えたく無いしそういう感覚もないのだが、どうも男の人に見えるという。高校生の頃に気がついて
チョビ子さん。テレビの前で良い子座りしてました。さっき炬燵を巡ってイティさんに怒られてましたね。理不尽だよねーと頭を撫でます。ふかふかチョビ子さん。
白字である。おそらく誰も気が付かないであろう。あそこにある文字を。【夜明けの女】 Hさんの話。ある夜明けのこと。朝日が部屋の中を照らす。その中に見知らぬ女が立っていた。何故か自分は目覚めていて、その女から目を離せなかった。着物姿で、顔のところ
今日は窓辺をゲットしたチョビ子さん。誇らしげです。テレビの裏と窓辺を行ったり来たり。頭を撫でるとぐりぐりと押し付けてきました。
毒森である。水槽のような電車が行く。皆死んだまま立っている。【人魂とか火の玉とか】 Hさんの話。墓地の近くに住んでる友達から聞いた。人魂や火の玉はよく見たという。当たり前のように出るので、特に気にか開けることもしなかった。が、ふと最近見ないこ
窓辺で寛ぐウィコさんを、羨ましがるチョビ子さん。よくこうやって見ていて、悪い遊びは覚えるようです。撫でると、どちらの頭もほかほかしてました。
熱波である。目のような窓がこちらを見ている。体の中を操られている。【焚き火】 Hさんの話。山際に或る畑がある。昔は、秋などにそこで焚き火しているのを見かけた。少し遅い時間に見ると、火を囲むように黒い影が幾つも立っていた。何となく持ち主の親族な
ご飯を食べるウィコさん。まくまくまくと食べてます。好き嫌いはあまり無いようですね。最近は人の食べ物にも興味津々。出掛ける前に頭を撫でます。
騒乱である。誰か話しかけてくる。振り向くと聞こえなくなる。【濡れた石】 Hさんの話。友達の家の庭には、濡れた石が落ちてくる時がある。誰かが投げ入れてるのだろうが、庭の向こうは少し空けて土手があり、大きな河川となっている。石が降る時は、大概土手
ご飯を食べ終わり良いの座りしているウィコさん。最近色々話しかけてくれます。主に朝方。窓を開けてほしい、か奥の戸を開けてほしい、が主な内容。尻尾を踏まないように通ります。
煩悶である。常習的に陥る。薄く苦く甘い世界。【祭り】 Hさんの話。近所で葬式が出た夜は山の方が騒がしい。遠くで祭りをしているような。そんなかすかな賑やかな音が聞こえる。以上、本日の怪談である。うーむ。
朝はまだおねむさんなチョビ子さん。頭を撫でます。朝から甘えん坊さんでした。肩には乗らない派ですが膝には乗ります。
崩壊である。高いところから見ている。蟻か何かのように。【川縁の女】 Hさんの話。雨の日に川縁に立っている女をしている。橋を渡ると遠くから見える。遠目にもぶよぶよと膨らんでいるのがわかる。誰か溺れる者がいないか見張ってるのだと思う。以上、本日の