不在である。不思議な時間が過ぎていく。止まったままの時間が。【腹痛】Hさんの話。腹部に痛みを感じて起きる。痛いけど、自分の痛みじゃない様な不思議な感覚。共感してほしい、という気持ちがすごく伝わってくる。でも、そのほかの気配は何も感じない。知
曇りの朝、イティさんはホカペにベタつきです。しゃがんで頭を撫でます。顔を上げて、静かな文句を幾つか聞かせてくれました。背中を撫でます。行ってきますね。今日はここでお見送り。
愚鈍である。崩壊が緩やかな変化を伴って開始された。音が全く聞こえない。【花】Hさんの話。枯れていく春の花を庭で見る。悲しそうな声が少し混じった風が吹き、気がつくと、裸足の子供の足跡が、幾つも土の上にできていた。以上、本日の怪談である。うーむ
ベッドに飛び乗る前のチョビ子さん。張り切ってます。最近は、どっかりと胸の上でひとまずの眠りに。頭を撫でます。時々どこかに行って、またやってくるようです。
灰街である。無情に吹く風に喘ぐ。浅い息は一層浅く。【実家】Hさんの話。大きな家に一人暮らしの友人がいる。彼の実家で、家族はもう誰も居ない。夜毎、家の中を歩き回る音がするらしいが、全て、元いた家族だと不思議とわかるので怖くは無いそうである。姿
今日はどちらも甘えん坊な日。イティさんは膝から離れません。頭を撫でます。ぐりぐりと擦り付けてきます。耳も撫でます。
無界である。色々消し飛んでしまったような錯覚。でもそれは錯覚で、少し先に、小さな希望を置いて、息を吐く。【冬の桜】Hさんの話。山際に大きな桜の木がある。冬だと、勿論葉もつけない。夜に近くを通ると、わらわらと濃い霧のようなものが舞っている。人
水を飲んでいるチョビ子さん。邪魔しちゃったかな。登っていって背中を撫でます。ふかふかしてますね。後で遊びましょ。
夭折である。思いを馳せる。かの音と共に。【兎に角、無視】Hさんの話。ふと、夜中に目が覚める。口の中に苦い味が広がっていく。こういう時は、ちょっと嫌だ。小さくむせるように泣く女の声が聞こえた。だんだんと近寄ってくる。兎に角、無視する。それしか
忘我である。等間隔に立つ街路樹。見張っているよう聳え。【川端を歩けば】Hさんの話。ある日の午後川沿いの道を歩いていた。川の向こうに誰か立ってこっちを見ている。ぼんやりとしかわからないが、女の人だと思う。移動に合わせて滑るように着いてくる。な
肩上で得意げなイティさん。しばらく練り歩きます。ひとしきり歩いた後に腰をかがめると降りました。頭を撫でます。何かに満足した様子。
恐怖である。花びらが落ちてゆく様を眺める。静かに音も立てず、滅んでゆく。【稲光り】Hさんの話。ふと窓の方が気になる。窓のすぐ向こうに誰かいる感じがする。もちろん確かめはしない。一度、同じ様に感じた日があって、その日は雷が鳴っていた。稲光りの
チョビ子さん。雨の日は寒い気がするみたいですね。炬燵の中に篭ります。近寄って頭を撫でます。少し出てきて、また引っ込みます。
変節である。疑う心が、積み重なる。思いなりが静かに沈んでいく。【密集】Hさんの話。山歩きをしていて、密集した林を見ると中に人の顔を幾つも見つけてしまう。だから、そういう場所は凝っと見ない様にしている。以上、本日の怪談である。うーむ。
今日は張り付いて離れないイティさん。動くと着いてきます。お膝にも乗ります。頭を撫でました。にこにこやってきますね。
長尺である。長めに区切って考える。消えないものを相手にしなければ。【カナブン】 Hさんの話。蝿や蜂の音では無い。あれはカナブンだ、となんと無くわかる。深夜の部屋の中に響き渡る。真っ暗だし姿は全く見えない、どこかに留まったり、壁や壁際にかけてあ
変節である。色々と、変拍子の季節。考えなければならない。【静かな夜】 Hさんの話。静かな夜。でも、耳を側立てると、こそこそと噂話をする様な声が沢山聞こえる。耳を、そちらにチューニングしなければ良いので、余り気にしたりはしない。やっぱり聞こえる
2階からお見送りしてくれるチョビ子さん。手を振ります。すると降りてきました。近くに来て見上げます。頭を撫でます。行ってきますね。
霹靂である。そろそろ始まった、とも言える。静かに見て、その場に立つしか無い。【車で】 Hさんの話。車で朝出かけた。帰ってきたのに、どこに出かけたのか思い出せない。そういう日が、何年かに一回ある。知るのもなんと無く怖い。以上、本日の怪談である。
雨ばかりの日。強い雨でしたね。昨日よりも気温も下がりました。イティさんは暖かく過ごしていた感じですね。時々一緒に遊びます。頭を撫でます。
懐疑である。濡れた足から腑を喰われる。後から気が付けば、だ。【夜の匂いの風】 Hさんの話。時々、深夜に部屋の中で風が吹く。隙間風とかでは無い、と思う。部屋中のものが風に一瞬揺れるのがわかるくらいだからだ。それは、森の、枯れ木の匂いがする。以上
睥睨するイティさん。気持ちよさそうですね。明日は雨らしいので今日は楽しんでください。頭を撫でます。のんびりとどうぞ。
睥睨するイティさん。気持ちよさそうですね。明日は雨らしいので今日は楽しんでください。頭を撫でます。のんびりとどうぞ。
睥睨するイティさん。気持ちよさそうですね。明日は雨らしいので今日は楽しんでください。頭を撫でます。のんびりとどうぞ。
睥睨するイティさん。気持ちよさそうですね。明日は雨らしいので今日は楽しんでください。頭を撫でます。のんびりとどうぞ。
憤死である。今にきっと血が煮えたぎって死ぬのだろう。全身を怒りで満たすように。【好々爺】 Hさんの話。小学生の頃の話。古い校舎と新しい校舎が併設していて、古い方の校舎の廊下の奥に、時々座っている老人がいるのを見た。何時も少し遠くにいて、ちゃん
気持ちよさそうに窓辺に座るイティさん。落ち着きっぷりがなかなかですね。頭を撫でます。軽く文句鳴きでお返事。いいんじゃないでしょうか。さて、色々支度をします。