玄関前で出待ちするイティさんとチョビ子さん。イティさんは隠れているつもりの様子。すれ違う時に頭を撫でます。板の間が気持ち良かったようで暫くそこに。行ってきますね。
灰人である。全てが黄ばみ汚れている。俗に俗を漬け込んだような夜。【礫】 Sさんの話。山の方に大きな墓地があって、見晴らしも良い。珍しく何かに出くわすこともないのだが行かない。そこに1人で行くと、後ろから石を投げられる。小さな石礫だが、感覚を置
駆け降りるチョビ子さん。何か急用があるかもですね。玄関に向かって行き、様子を確認。安心したようです。頭を撫でます。
駆け降りるチョビ子さん。何か急用があるかもですね。玄関に向かって行き、様子を確認。安心したようです。頭を撫でます。
血針である。少しずつ抜かれている。こんなにぼんやりとしてしまう。【夕暮れ時に】 Sさんの話。夕暮れ時に時々見かける。だいぶ昔に亡くなった近所の老人なのだが、夕暮れが深まった頃に、家の前に項垂れて立っている後ろ姿を見る。もう、その家に家族は住ん
ご飯を食べるチョビ子さん。今朝はもりもり食べてます。よしよしと背中を撫でます。その後、優雅にお見送りしてくれました。
無辺である。急いでいる。兎に角急いでいる。間に合うように、逃げ切れるように。【夕立の日】 Sさんの話。ある日の夕立。乾いた地面を叩くような雨だった。空き家の軒先で雨が弱まるのを待つ。どんどん、と壁を叩く音が聞こえる。ちょうど自分がいる辺りの壁
少し窓辺が良い感じの朝。イティさんがまず堪能、チョビ子さんは待ってます。頭を撫でます。一階に行き、戻ると入れ替わってました。
倒錯である。蹴る準備ばかりしている。あの身もどの身も。【夜道】 Sさんの話。夜道を歩いていると、音もないのに後ろから気配がする。ふりかえると、少し後ろの闇の中に黒い首のようなものが浮いていた。見なかったふりをして前を急ぐ。一刻も早く明るい場所
見下ろしつつ見送るチョビ子さん。風格がありますね。じゃあねと手を振ると降りてきました。頭を撫でます。行ってきますね。
滑走である。耳に音が溢れて痛い。少しでも落ち着くように。【灯り】 Sさんの話。友人から昔聞いた話。違う街に住んでいた時のこと。夜自分のアパートに帰る時、建物が見えてくると近づくと自分の部屋に灯りが灯る事があったという。いつもではないが、よくあ
チョビ子さん。まだ寒いのか炬燵の中が気持ち良いようです。鳴きながら胸の上に乗ってきました。こっちの方も好きな様子。どちらでもとうぞ。
泥濘である。悲観して歩く。重さを感じながら。【廃バス】 Sさんの話。漁港の側に古い廃バスがあって、投網などを置いてある。夕方通ると、中に女性が立っているのを昔から見る。海の方をただ眺めているように見える。以上、本日の怪談である。うーむ。
お見送りに来たチョビ子さん。柱にすりすりしてます。帰ったら遊びましょ。頭を撫でます。納得のいかない感じの鳴き声で2階に上がって行きました。
お見送りに来たチョビ子さん。柱にすりすりしてます。帰ったら遊びましょ。頭を撫でます。納得のいかない感じの鳴き声で2階に上がって行きました。
枳殻である。ささくれ立った心。もはや癒しを欲していない。【岬】 Sさんの話。岬がある。割と小さいが、そこそこ高い。近寄っては行けないと昔から言われている。それでも側に行くと、ざわざわとした人の声が聞こえる。以上、本日の怪談である。うーむ。
窓の景色を堪能するイティさん。気分良さそうです。美しい背中を撫でます。滑らか。出掛けるまで窓は開けておきましょう。
嫌悪である。そういうものが膨らんで弾ける。異邦人に囲まれる。【遺品整理】 Sさんの話。お婆さんの妹が亡くなった時、遺品整理に行った。手作りの布製の女の子の人形が沢山あった。父は平気で其れ等を廃棄用の箱や袋に詰めていたが、すごく微かにメソメソと
静かになったと思ったら丸まって寝るチョビ子さん。近くに寄ろうと立ち上がると起きました。背中を撫でます。そのままゆっくり伸びをしてました。ごゆるりと。
寒暖である。教えを乞いに訪ねる。恐縮するがそうしてばかりもいられない。【滲み】 Sさんの話。子供の頃に、仏壇の脇に小さな滲み滲みがあるのを見つけた。気にしていたわけではないが、その後見るたびに年々大きくなる。今、人の横顔のような形である。以上
上を気にするチョビ子さん。上からイティさんが見張っていますね。睨み合って何となく通りづらそう。喧嘩をしたとかではなさそうですが謎の警戒心を発揮してます。頭を撫でます。そのまま玄関まで見送ってくれました。
桃床である。似た人ばかり見る。目は逸らす。【昏い朝の夢】 Sさんの話。時々見る夢。民家の廃屋に入って中を彷徨く夢である。古びて埃っぽいが基本荒れた感じはしない。ただ、鏡という鏡が全て割れている。割れたところに近寄ると悪寒がする。割れて散らばっ
ご飯中のイティさん。ひとまず食べてくれてはいます。なかなか好みがあって心配です。頭を撫でます。良い子の柔らかさ。
白丸である。空気が脅す。振り返ることを拒否し続ける。【水面】 Sさんの話。山際にある貯水池。大きな沼となっている。昔から水面に白髪のお婆さんの顔が水面に浮かぶ、と言われていた。子供の頃、何度か行ったがそれは見ていない。代わりに怒りに満ちた男の
今日はここ!と素早く来ました。いい場所らしいです。頭を撫でます。ほかほか。明日からは多少暑そうですがどうかな。もう一度撫でます。
拍子である。頭に何も浮かばない。血が下がっていく。【鯖】 Sさんの話。昔、母に聞いた。鯖を買って帰る時には気を付けなければならない道があるのだと。何でも脇道も何もない道なのに、いつの間にか気味の悪い初老の男が現れて、鯖をくれ、とねだるのだとか
階段を昇り降りするチョビ子さん。どっちに行こうか迷ってますね。背中を撫でます。上でまだのんびりしたいようですね。ごゆっくり。
獰猛である。溢れ出る言葉が制御出来ない。奔流となって畝り留まっている。【靄の人達】 Sさんの話。朝、山の方を見る。靄っぽい人影が林の中を幾つも歩いている。死ぬとああいうところに行くのかな、と思ってしまう。以上、本日の怪談である。うーむ。
付き添ってくれるチョビ子さん。丸まりました。イティさんも静かです。動きにくい。背中を撫でます。のそりと首だけ動かしました。
蜜月である。濃密な展開を見せる日常。次第に構想は固まっていく。【時々】 Sさんの話。深夜に目覚めると、時々体が異様に重く身動きが取れない事がある。目も開けず、時には息をするのも苦しい。そんな時すぐ側で誰かの息遣いを感じる。我慢して過ごすと唐突