忘却である。抗い洗われる1日。謝罪をし、後の残りを。【ずっと昔の声】 Hさんの話。近所の山に行く途中の場所。峠の手前で、広場と言うほど広くはないが平らに整地された土地がある。昔からそんな場所のようだ。その前を通ると、『おーい、おーい』と遠くか
窓辺でまるっと座るチョビ子さん。今日はたくさん鳥さんが来ましたね。わくわく顔でずっと見てました。頭を撫でます。閉めるよ〜と言いながらもう一度。
辟易である。苛立ちがおさまらない。弾け飛ぶ自分を絶えず抑えつけている。【訪問者】 Hさんの話。子供の頃のこと。遊びから帰って家の前に来ると、玄関の真ん前に知らないおばあさんが立っていた。家の方を向いているので顔はよくわからない。白髪混じりの頭
イティさんの名前を呼んでみますが反応なし。何かに夢中のようですね。何回か呼ぶとようやくこちらを見ました。抱き上げて頭を撫でます。盛大な嫌がり声。
白魔である。落ち着いて静かになった部屋を見る。そして静かに座るだろう。何時迄も途方に暮れて。【説明できない夜】 Hさんの話。夏などに感じる。人にはうまく説明できないが、山の方から風に乗ってあまり良くないものがたくさん押し寄せてくる夜、というの
テレビの前でお利口さん座りのイティさん。珍しいところに居ますね。頭を撫でると降りてきてお見送りしてくれました。帰ったらまたお風呂にくるお顔です。
醜悪である。勝手に毒を振り撒いて去って行く。お陰でどこも斑ら模様。【鯉のぼり】 Hさんの話。近所に毎年鯉のぼりを出す家がある。特に子供はいないようだが、習慣のようだ。鯉のぼりを出している間。深夜にその家の庭から大勢の子供の笑い声が聞こえること
こんなところにいたイティさん。毛布が少し掛かっていますね。少し珍しい。頭をちょっと撫でます。たくさん撫でると興奮してするっと毛布を抜け出てしまうので我慢です。
悪車である。想定を離れて南に進む。おそらく最期は一人旅。【縁側】 Hさんの話。隣の家は庭に面して縁側がある。窓はサッシではなく木枠の窓となっている。偶に夜にカーテンが開いていることがあり、その端に見た事のない老婆が立っている。家の人かな、と思
名前を呼んで振り返るイティさん。特に用事はありません。なあに?というお顔だったので取り敢えず頭とか背中とか、いろいろ撫でました。
名前を呼んで振り返るイティさん。特に用事はありません。なあに?というお顔だったので取り敢えず頭とか背中とか、いろいろ撫でました。
黙想である。あからさまな空の色。小さいものが慌てふためいている。【背中】 Hさんの話。夜道ですれ違ったのは近所のおじさんだった。別に亡くなっている人では無いが、妙な怖さを感じた。頭を下げて黙して挨拶し、すれ違って暫くしてから振り返る。おじさん
朝からごわごわタオルのウィコさん。ご飯の前に陣取るのが好きな気もします。通りがかりに頭を撫でます。こちらを見上げてお返事してくれました。
朝からごわごわタオルのウィコさん。ご飯の前に陣取るのが好きな気もします。通りがかりに頭を撫でます。こちらを見上げてお返事してくれました。
毒風である。二つの星が光る。耳を引っ張るような悲鳴が止まない。【勘弁してほしい】 Hさんの話。時々、だが。誰も居ないのに、部屋の窓が全開になっている時がある。お化け云々は置いておいて、勘弁して貰いたい、と思っている。以上、本日の怪談である。う
ご飯を食べてテレビの裏でごろりんこ。頭を撫でました。が、この姿勢で背中の方は嫌らしく噛む動作をします。仕方ないので頭だけ撫でて出掛けます。
陰顔である。匂いで記憶を呼び覚ます。気持ちが急く。【旧校舎】 Hさんの話。小学校は一番奥の校舎が、旧校舎で古めかしかった。所々木造で渡り廊下で行く。夕方、部活動で遅くなった時など、帰り際に旧校舎を見ると、3階の窓辺に黒い影がたくさん並んでいる
イティさんとウィコさん。何やら密談してます。多分ご飯のことと予想。用意します。ウィコさん、ご飯はいつもより良い食いつきでした。イティさんは不満げにかしかし。頭を撫でます。ぬるっと逃げます。
イティさんとウィコさん。何やら密談してます。多分ご飯のことと予想。用意します。ウィコさん、ご飯はいつもより良い食いつきでした。イティさんは不満げにかしかし。頭を撫でます。ぬるっと逃げます。
双頭である。押し出されるように煙った街へ。宙を浮いているように歩く。【屋根の上の誰か】 Hさんの話。夜中。屋根の方から音がした。誰かが歩いているような音。猫か何か動物か、と思った。『あ〜ぁ』と諦めたような放り投げたような女の人の大きなため息が
お風呂場で寛ぐイティさん。この時を待っていた、と言わんばかりのお寛ぎ。静かにしていてあげましょう。濡れそうな尻尾を持ちます。やおらむくりと起き上がりました。頭を撫でます。また、ごろりん。
三人である。こちらに魔をふりかける。逃れて街へ奥へ。【迂闊】 Hさんの話。ある大きな病院に通院した時のこと。廊下の外の長椅子で呼ばれるのを待っていた。すると、向かいに人がいることに気がついた。いつからいるのだろう?座った時は気が付かなかった。
蒙昧である。手を伸ばした先に刃の光。危険な世界をずっと見てはいられない。【近道】 Hさんの話。近所の近道。垣根と垣根の間の隙間のような抜け道である。どちらも垣根の木が高く鬱蒼としていて敷地はよく見えない。ふと垣根の向こうを自分と並行に進む足音
チョビ子さんは最近はこの椅子の上で寝ます。近くにいると時々こっちを見るので手を振ります。目をぱちくり。横を通るときに頭を撫でます。
鬼刻である。後は迫る時間を眺めるのみ。全ては終わる。【目】 Hさんの話。ある公共施設の自転車置き場の片隅。建物や周りの植木の関係で片隅のある場所だけ暗いところがあった。昼間は大丈夫だが、日が翳ってくるとほぼその辺りだけ真っ暗になる。そこに2つ
行ってきますねーと手を振ります。なんとなく不満ぽいイティさん。頭を撫でます。手首をしっかり掴んで手首をぺろぺろ。ちょっとお爪が痛い。
行ってきますねーと手を振ります。なんとなく不満ぽいイティさん。頭を撫でます。手首をしっかり掴んで手首をぺろぺろ。ちょっとお爪が痛い。