剥離である。世間がどんどんと憎悪の対象になっていく。我慢がいつまで出来るのだろうか。【家に誰か】 K君の話。家を出てすぐ、忘れ物に気が付いて戻りかけた。家の中から知らない人の声が聞こえる。テレビなどでは無い、第一に今誰も居ないはずである。それ
別離である。傘の月が目玉のように浮かんでいる。陽気な昔は去って行ってしまった。【耳が】 K君の話。急に耳がきゅうっとなった。空気が抜けたように。少し痛い。お墓参りに行くとよくある。以上、本日の怪談である。うーむ。
濁泥である。押しやられて片付けて。また押しやられて。【自転車】 K君の話。雨の日、近くの公園を通ると、公誰かが乗り捨てて行った自転車が倒れていた。に関わらず、車輪が回り続けているので、気が付かないふりをして通り過ぎた。以上、本日の怪談である。
ぶれてしまったチョビ子さん。タオルを敷き直したところ、嗅ぎつけてやってきました。嬉しそうなお顔をと思ったら動き始めて、ぶれちゃいました。撮り直しましたが。まあこちらを。頭を撫でます。
脱却である。胎動する何かを見る。恐ろしい日々。【納戸】 K君の話。天井裏の納屋は年に何回か入る。大抵の場合、何かの棚や箪笥が元の場所から動いて納屋の真ん中にぽつんとあったりする。家族はそれを見るといつも嫌な顔をして渋々元の場所に戻す。不思議と
呼ぶと来るイティさん。賢い猫さんです。しかし撫でようとする手を避けてぬるりと。椅子の上に鎮座しました。頭を撫でます。
忘却である。枳の棘が刺さる夢。何度も起こされる。【野晒し車】 K君の話。その建設事務所が駐車場に使っている土地の隅に野晒し車がある。動いていのを見たことがないが廃車というわけでもないらしい。時々傍に立つ影や、後部座席にいる煙のようなものを見る
階段まで来てくれたチョビ子さん。お見送りありがとう。ふわっとしてますね。頭を撫でます。続きはお姉さんたちに任せて2階に戻って行きました。
憔悴である。あそこにいるようには見えない。一体何処に。【異臭】 K君の話。散っていく桜の下にただ立っている夢。柔らかな風景なのに心はざわざわと落ち着かない。向こうまで桜の木が立っている。其処に自分しか居ないのだが、やがて向こうのほうから、異臭
玄関に降りようか迷っているイティさん。結局降りずに頭の椅子へ。良い仔だねーと頭を撫でます。ぺろぺろりとお返事。
影前である。長生きの通路を見通すと向こうからゆっくりくるのが見える。気を付けて逃げないと。【枯れた河】 K君の話。夏に山の裾野にある農道を通っていると枯れた河があった。河床が剥き出しで水があったような気配はあまりない。が、大勢がある音が聞こえ
辺境である。暗い夜をさらに暗くする。柔らかな叫び声がずっと聞こえている。【靴棚】 K君の話。友人の実家は古くて、玄関も広い。ただ暗い。玄関の隅には扉付きの幅のある靴の棚が置かれ、その上に花を生けた花瓶がある。目の端で其処を捉えると、生首がずら
ひっそりと床に張り付くウィコさん。気を付けないと踏んでしまいそうですね。しゃがんで頭を撫でます。気を付けてね。フルフルフル、頭をブルブル。
血潮である。少しでも登って登って。そんな事しか考えない。【反応】 K君の話。夜の海の音に混じって人の名前を呼ぶような声が聞こえる。夜の海は見てはいけない、と子供の頃から大人たちに言われている。なので、そちらには気を向けない。それでも時々自分の
贖罪である。忘れていた。いよいよ浮き彫りになる。【十五夜】 K君の話。深夜、屋根の上を歩く音がする。一つや二つではない。だが特に何もしない。十五夜に何故か起きる、昔から。以上、本日の怪談である。うーむ。
板の間に寝そべるウィコさんと傍を通り過ぎるイティさん。板の間気持ちよさそうです。頭を撫でます。くすぐったそうに頭をプルプルと振ります。
板の間に寝そべるウィコさんと傍を通り過ぎるイティさん。板の間気持ちよさそうです。頭を撫でます。くすぐったそうに頭をプルプルと振ります。
乱打である。どうすれば良いのか分からない。明日はきっと大変な日。【数珠の人】 K君の話。バス停に数珠のような腕輪を腕に複数付けている男の人がいた。おとなしめな外見なのに何となく其処だけ妙に浮き出て見える。近くに寄ると小さい音だったが子供の鳴き
チョビ子さんはタオルのコンディションを確認中。合格したようで寝そべりました。何となくにこにこしてます。頭を撫でます。行ってきますね。
隙間である。轟々と下の方から鳴る。音の奔流が吹き抜けていく。【石碑】 K君の話。峠の上の方に開けた場所があって大きな石碑が建っている。何の碑なのか由来も知らない。正面は平たくなっているのだが、石をたくさん投げられて傷が付き、その石がたくさん散
仲良くおやつを食べるウィコさんとイティさん。時に唸りあったりもしますが仲良しタイムもあります。おやつの時は平和。頭を撫でます。
仲良くおやつを食べるウィコさんとイティさん。時に唸りあったりもしますが仲良しタイムもあります。おやつの時は平和。頭を撫でます。
仲良くおやつを食べるウィコさんとイティさん。時に唸りあったりもしますが仲良しタイムもあります。おやつの時は平和。頭を撫でます。
毒路である。耳鳴りが喧しく。その向こう側にある静かな夜を考える。【ブロック塀】 K君の話。子供の頃、近所に何故か一部のブロック塀が崩れた家があった。その隙間からよく顔が覗いていたのを覚えている。灰色っぽい茶色っぽい顔で、白めが妙に白くて気味が
タオルを裏返して敷くと、チョビ子さんが待ってましたとやってきました。ごわごわ感を楽しんでいるようです。背中を撫でます。ぬりーんとしてきました。ぬりーんと。
鼓動である。止まない。非難の目を向けられても。【ホテルの廃墟】 K君の話。海の側にホテルの廃墟がある。入ったことも入りたいと思ったこともない。斜面のような場所に建っている。窓は雨戸閉まっていたり板が打ち付けてあったりする。大きく空いた窓が上の