恍惚である。瞬間、瞬間にそれを見る。道などはっきりわかりはしない。【輪郭】 Sさんの話。2階の廊下の突き当たりにある窓。夜に時々カーテンが開いていて、向こう側を誰か通り過ぎる。顔の輪郭だけが何となくわかる。以上、本日の怪談である。うーむ。
朝の街の姿勢が素晴らしいチョビ子さん。板の間ライフをエンジョイしてますね。頭を撫でます。ふんふん言いながらお見送り。行ってきますね。
朝の街の姿勢が素晴らしいチョビ子さん。板の間ライフをエンジョイしてますね。頭を撫でます。ふんふん言いながらお見送り。行ってきますね。
夜行である。小さくなって進む。夜の街にら慰められる。【顔】 Sさんの話。時々、街中で道の隅に立ち止まって背中を向けている人がいる。そういう人の中で、さらに時々、向こう側にちらちらと人の顔が見え隠れする人がいる。人が立てない場所に。以上、本日の
本日の待ち構えはイティさん。さっきまでチョビ子さんが同じポーズでしたね。頭を撫でます。夏の朝は板の間の一階が人気です。そろそろそれっぽくなってきたのかな。行ってきますね。
偏空である。灯が灯る窓。あそこに悪魔が。【柱時計】 Sさんの話。ある時、深夜に目が覚めたことがあって、その時に時計が時を告げるボーンボーンという音を聞いた。10年も前に取り外した柱時計の音だった。あまりに聴き慣れていて違和感もない、しかし確実に
玄関先で待ち構えるイティさん。本日はにこにことお見送りを。頭を撫でます。涼しいところでのんびりしててください。行ってきますね。
硬直である。空気がレンズのようになって周りを少し明るく見せる。点滅を見ていると色々と思い出される。【庭の影】 Sさんの話。ある夏の夕方。ふと、庭の隅に後ろを向いて佇む人影を見る。年配の女性で、その辺りの人のように畑仕事の後のような格好だった。
イティさん。何やら忙しくしています。ご飯も食べていたのでまあ安心ですが。頭を撫でます。ふわっとした手触り。行ってきますね。
イティさん。何やら忙しくしています。ご飯も食べていたのでまあ安心ですが。頭を撫でます。ふわっとした手触り。行ってきますね。
新夜である。空気は重々しく沈んでいる。海底のような夜を歩く。【異物】 Sさんの話。ある地方を深夜にドライブした時のこと。峠道に差し掛かり、少し先に暗そうなトンネルが待ち構えていた。近づいて行くと、トンネルの入り口辺りに、ひとだまのようなものが
タオルを離さないイティさん。気に入っているようです。そのまま持たせておきます。頭を撫でます。帰ったら遊びましょ。
乖離である。光る目が見張る。夜の果てへの旅。【虫の声】 Sさんの話。虫の声が聞こえる季節になると少し気にする様にしていること。虫達の合唱の合間に、自分の名前を呼ぶ声が聞こえる。遠くから呼びかけてくる様な。其処に意識を集中してしまうと、何という
イティさんはなかなかの早起きさん。早朝から訪ねてきました。頭を撫でます。チョビ子さんも来ました。お腹すいた?と聞いたら良いお返事。すぐに支度しますね。
時喰である。手足は冷えていく。目も霞む。【地下室】 Sさんの話。小学校には地下室の物置があった。が、怖くて一度も行ったことはない。降りた先にずらりと人が並んでいる、そんな光景がいつも見えてしまうからだ。多分行ったら立ってもいられないほど気分が
いそがし!いそがし!と朝から動き回るチョビ子さん。何をやっているのでしょう。探検続けてます。ようやく近くに来たので頭を撫でます。にこにこしながらまたどこかにすっ飛んで行きました。
華火である。濡れた草木から恨みを感じる。向こうの霞んだ晴れ間からも呪いの風が。【3人分】 Sさんの話。不思議に思うこと。夜に時々自宅の屋根を見上げると、屋根と空との境界に、ぼこぼことした膨らみを見つける。それは人の頭の様に見える。何時もちょう
首を伸ばして迫るイティさん。朝から元気です。移動に合わせて付き合ってくれました。頭を撫でます。のんびりお過ごしください。行ってきますね。
無辜である。誰も分かりはしない。そんな気持ちばかり背負い、抱えて沈む様な歩みを繰り返す。【鬼火とも呼べず】 Sさんの話。畑や田圃ばかり続いた後、大きな石の置いてある場所に出る。塚か、それとも昔何か祀っていたのか、誰も知らない。何回か夕方にその
玄関で露骨に待ち構えるイティさん。待ち伏せ上手ですね。頭を撫でます。板の間がそろそろ良い感じなのか。行ってきますね。
虚空である。頭の上に口を開けている。見ない様にしていても吸い込まれてしまう。【温室】 Sさんの話。小学生の頃、近所の友人の祖父が作った温室を見せてもらったことがある。綺麗な盆栽や花が幾つもあった。が、外から見ると中に何人か立っている人が見えた
大人しく明日で丸くなるイティさん。頭を撫でます。涼しすぎず、暑すぎず、環境にこだわるイティさんには今が快適時間かもしれません。行ってきますね。
失念である。この期に及んで身体はへたっていく。涙は何も洗わない。【怒り顔】 Sさんの話。友人の家に泊まった時に、一晩中壁に浮き出てこちらを睨んでいる顔があった。多分女の人。怒っている様なとても怖い顔だった。なぜそんなに嫌われるのか分からなかっ
朝ごはんを食べるチョビ子さん。うむ、まあまあとか言ってそうです。一旦様子見でちょこちょこ食べたいのかな。近くにきたので頭を撫でます。
神里である。迷い込んで居場所無し。出口無し。【森の所々に】 Sさんの話。森の中に所々おかしな場所がある。其処を通ると口を塞がれた様に息が出来なくなる。数メートルなのだが通り過ぎれば何ということはない。いつも不思議に思う。以上、本日の怪談である
放浪である。押さえつけられたままよろよろと動き出す。誰とも口を利かず。【二つの水溜り】 Sさんの話。雨上がりの後。近所のある家の前に小さな水溜りが二つ出来ていた。真っ黒な水溜りだった。少し覗くと幾重にも人の頭が連なってひしめき合っている様なも
手をぺろぺろしにやってきたイティさん。可愛いですが、段々くすぐったくていつも閉口します。頬を撫でます。まだ舐めたそうですが、後の楽しみとするぽく何処かに行きました。
紅玉である。古めかしい果実。そんな佇まいを見る。【水切り】 Sさんの話。ある日、一人で河原に行き、石を投げて水切りをして遊んでいる時に気が付いた。川面に、白っぽい何かが見える。よく観察してみると、手の形をした薄靄の様だった。投げた石を掴もうと
雨の日だから、今日はここ!と言いたげなイティさん。頭を撫でます。ごろごろするには良さそうです。帰ったら遊びましょう。