妄死である。耳元で蔑みが繰り返される。ささくれ、破裂する衝動が込み上げる。【石5】 Hさんの話。『止めの石』という石が近所の山中にある。そんなに大きくなく、いくらか平べったい石。山道の脇に控えめにある。そこから先に行ってはならない、という戒め
朝からニコニコのチョビ子さん。気候的には今みたいな感じが好きらしいですね。ご飯も食べて満足村。頭を撫でます。少しじゃらしでちょいちょい遊んで出掛けました。
双目である。夜を監視している。湧く怒りが隙間から漏れる。【石4】 Hさんの話。Aさんという人の畑は、昔近所にいたBさんから譲り受けたものらしい。Bさんは大変辛い思いをして畑を手放し、土地を去った。もう随分昔のことである。毎年春先に畑を耕すと、嘘と
ウィコさん。ひんやりを味わえる板の間でぺったりです。この季節踏まないように気を付けねば!それぞれ思い思いの涼しい場所にいます。でも、お風呂もくるしまだ毛布に潜りたがります。うーむ。
寒山である。凍ったトンネルは潜れない。ぼうっと春を待つ。【石3】 Hさんの話。近所に病人だとか事故の絶えない家がある。あくまで聞き齧った近所の噂話だが、河原か何かで拾ってきた石を漬物石にしたらしい。実はその石が、カミサマの宿った石だったとかで
お気に入りの椅子の上で、何よ、と睨むイティさん。こういう時は触ると少し嫌がります。頭を撫でて隣に座りました。暫くしたらごろごろ言いながらお膝の上に。
硬塊である。礫が何処からも飛んで来る。気が付かなくても逃げ延びる。【石2】 Hさんの話。別の近所の家の話。庭に大きな石を置くのが趣味の家があった。或る夏、家族全員で祭りに出掛け、晩に家に帰ると庭にある巨石のほとんどが割れていた、という。これに
膝の上ににょーんと立つイティさん。何やらねだっている風です。じゃらしかなーと思ったけど違うぽい。布団潜りだと思いました。もう出かけるので無理ですよ。頭を撫でます。不満鳴き。
憑依である。表も裏もわからない。しんしんとした痛みが下の方へ降りていく。【石】 Hさんの話。夜中にばらばらと音がした、というのは覚えている。朝になって知ったが、近所のある家が、小石だらけになっていた。屋根と言わず庭と言わず、車の上や窓の桟の隙
鳥さんに反応するイティさん。ワクワク感が伝わってきますね。でも、ドアは閉めさせて頂きます。やはり文句鳴き。頭を撫でると、向こうのほうに歩いて行きました。
黒衣である。濃い華の香りがする。ヤミの奥へと誘う。【髪の毛】 Hさんの話。友人から聞いた。兄が亡くなって、兄の部屋を整理して空き部屋とした。時々、掃除に入るけれども、誰のものともわからない長い髪の毛が大量に見つかるらしい。家族の誰にもそのよう
ニコニコ顔のイティさん。じゃらしで遊ぶとさらに上機嫌。最終的には一階の椅子のクッションに鎮座。行ってきますね、と頭を撫でます。
ニコニコ顔のイティさん。じゃらしで遊ぶとさらに上機嫌。最終的には一階の椅子のクッションに鎮座。行ってきますね、と頭を撫でます。
去来である。キュルキュルと身体が鳴っている。耳鳴り混じりにねっとりとした空気の音楽となる。【誰】 Hさんの話。寝入り端に顔を覗き込むような女の人の顔を見ることがある。驚くこともなく、あ、いるなーと思うだけ。いつも同じ顔。心当たりはない。親族、
朝、階段のウィコさん。最近は階段が流行ってるようです。姿が見えないな、と思って探すと大概階段に。脅かさないようにゆっくり通ります。通りしなに頭を撫でます。
霞衣である。家が纏い、人が纏い。薄い紫を重ねてどんどん黒くする。【獣】 Hさんの話。どこだったか、林間学校とかそういう行事の時だった。山の中の施設に泊まったのだった。深夜に目が覚めトイレに行き、廊下から建物前の広場が見えた。そこに何かいる。霧
2階からいってらっしゃいのチョビ子さん。今朝は起こしに来てくれました。ふかふかの背中を撫でます。そろそろ暑くなり始めたのか毛の方々が快適か心配な時期です。
2階からいってらっしゃいのチョビ子さん。今朝は起こしに来てくれました。ふかふかの背中を撫でます。そろそろ暑くなり始めたのか毛の方々が快適か心配な時期です。
不完である。1ミリも理解されない。誰も恐怖を糧に目隠しで歩いている。【嘔吐】 Hさんの話。ふと夜中に起きる。酒を飲んだわけでもおかしなものを食べたわけでも無いのに、妙に気持ちが悪い。トイレに行ってもどしてしまう、しかし吐くものなどない。それで
しずしずとお見送りに登場したウィコさん。頭を撫でます。最近は髪の毛をかしかし噛むのが流行り。頭を撫でます。板の間に寝そべって見送ってくれました。
黒点である。裏返る表象。数多の言葉が無くなっていく。【ノック】 Hさんの話。深夜、目が覚める。天井裏を誰かノックしている。妙にリズミカルで、3.3.7拍子に違い。握った拳の尖ったところで板を叩いている音。ちょっと待て、これ昔聞いた。子供の頃聞いた
今日も食後にテレビの裏に引っ込むチョビ子さん。可愛らしく座ってます。イティさんの要請で今日もじゃらし。チョビ子さんもむくりと起き上がり備えてますね。ウィコさんも食べるのやめてこちら見てます。落ち着いて。交代交代に遊びましょう。
氷塊である。心の奥底にそれはある。何時迄も解けずに残る言葉では無い言葉。【黒い何か】 Hさんの話。山に向かう途中の道。ちょうど林がそこで無くなり、何も生えていない場所に出る。そこでおかしなものを見た、という人が何人かいた。黒ずんだ首のようなも
狭いところにおさまるチョビ子さん。食後はいつもここですね。頭を撫でます。最近は門番のように二階の入り口で出迎えてくれますね。わしわしと撫でます。
狭いところにおさまるチョビ子さん。食後はいつもここですね。頭を撫でます。最近は門番のように二階の入り口で出迎えてくれますね。わしわしと撫でます。
狭いところにおさまるチョビ子さん。食後はいつもここですね。頭を撫でます。最近は門番のように二階の入り口で出迎えてくれますね。わしわしと撫でます。
毒草である。裸足で踏み締め毒の爪に。蹴る機会を窺っている。【小屋】 Hさんの話。隣の家の庭に、木工をやっていた時の小さな小屋がある。今では使われていないが、物置にもされていない。家族にだけだが、その小屋のすりガラスの窓の向こうに、故人がいるの
肩に乗りたくて伺っているイティさん。ん?違うかな。。。じゃらしの方っぽいのでじゃあそちらを。くいっと捉まえてあぐあぐ。上手だねーと頭を撫でます。
赤目である。澄んだ闇が襲ってくる。カタカタと誰かがずっと喋っている。【揚げ物】 Hさんの話。天麩羅など、揚げ物を作る日は仏様が喜ぶ、と母は云う。仏壇にお供えに行くと喜んでいる感じがする、というのだ。なんだ、気がするだけか、と思ったが、揚げ物を
曇っていても窓の外は別腹の楽しみ。かわるがわる張り付いてました。イティさんが今はいます。何見てるの?と話しかけるとこちらを向いて説明しにくそうなお顔。頭を撫でます。