無縁である。ただ風だけが吹き荒ぶ。失っていくばかり。【住人】 K君の話。草茫茫の空き地。夜に前を通ると、奥から人の声がする。しゃがれているが、何人かの女の人が楽しく話しているような。具体的に何を言っているかはよく分からない。以上、本日の怪談で
ちょいちょいと食べてます。朝ご飯のチョビ子さん。見られてると落ち着かないようです。背中を撫でます。ほかほか。
闇粒である。押し出されてあちらに行き、引き込まれて何処かに落ちる。まっすぐな床を歩きたい。【影】 K君の話。ある家の前に、佇む影を見る。夕方だけ、それは見える。子供なのか女性なのか、老人のようにも見える。その家の前に、ずっと立っている。家族な
何となくこちらの隙を伺うイティさん。何だろうと思っていたらお風呂待ちだったようです。頭を撫でます。ちょっと待っててね。
腐腑である。目が絶えず監視する。息を継ぐ間もなく。【夏】 K君の話。空いている部屋で足音や物音がする。こういうことは夏の方が多い。以上、本日の怪談である。うーむ。
床に寝転ぶイティさん。夏は床。朝は大体この辺に来てますね。せっかくなのでお腹を撫でます。はしっと掴まれました。
真鍮である。転びながら進む。少しだけ見えたものに足を掛けて。【写真】 K君の話。昔の写真、そんなに昔ではない写真、どちらも。友達と撮った写真に時々見覚えのない人が写る。自分の隣に立ってたりする。同一人物ではないのだが、いつも分からない人ばかり
イティさんは、朝の玄関見回り。後ろにはチョビ子さんも控えてます。涼しいわけでもないのにみんな朝の玄関好きですね。背中を撫でます。
真夜中のイティさん。階段降りるのを待ってたようです。後で二階に来て胸の上に乗ってくれました。爪は立てないで欲しい。
不審である。不自由に不自由を重ねる。何か突破口を。【ある家】 K君の話。ものすごい耳鳴りが聞こえる時がある。あまり通らない道沿いだが、ある家の前を通ると特に。外からはわからないし、特に怪しい雰囲気も無いただの家。それに耳鳴りがあるからと言って
イティさんは、朝の玄関見回り。後ろにはチョビ子さんも控えてます。涼しいわけでもないのにみんな朝の玄関好きですね。背中を撫でます。
黒欲である。処刑の列を見る。出来れば今すぐにでも。【石】 K君の話。海に小石を投げる。背中に何かぶつけられた感覚がする。振り向いて足元を見ると、なんと無くさっき投げた石がある。ただ、びしょ濡れだった。以上、本日の怪談である。うーむ。
玄関先で待つチョビ子さんとイティさん。なかなかの警備員ぶり。朝の玄関は人気です。頭を撫でます。
懊悩である。ただ歩くだけでも、人が人を刺す。自覚なき殺人者が蔓延る。【ペディキュア】 K君の話。ふと下を向くと、目にすることが多い。同じ足。爪にペディキュアというのだろうか、金色のラメのような色を這わせ、紐付きの黒いサンダルを履いて、少し日焼
曲夜である。何処にいるのか定まらない。兎に角長い。【階段】 K君の話。深夜、トイレに起きる。一階のトイレに行き、二階に戻って階段の灯を消し、下を見ると誰かがこちらを見上げていることがある。なぜかあまり怖くはない。以上、本日の怪談である。うーむ
勢いよく飛び出したが、イティさんを見てはたりと止まるチョビ子さん。慎重派です。玄関まではやってきてお見送りしてくれました。頭を撫でます。
膿塊である。彷徨い遠くまで歩く。心は日暮れに向かう。【ひび】 K君の話。お墓参りに行くといつも目にする。誰のお墓なのかは知らないが、凄くひびだらけの茶碗が置いてある墓石がある。見る毎に日々の数が増えているような。でも不思議と崩れたりしない。以
ウィコさんは境目の引っかかるとこが好きなようです。タオルもざらざらごわごわが好き。胸の上で寝転がるのも好きです。尻尾を撫でます。
ウィコさんは境目の引っかかるとこが好きなようです。タオルもざらざらごわごわが好き。胸の上で寝転がるのも好きです。尻尾を撫でます。
膿塊である。彷徨い遠くまで歩く。心は日暮れに向かう。【毎年のこと】 K君の話。毎年のこと。その日は朝から体調が悪い。原因はわからない。頭痛も酷く、体も重く、ふらふらとする。毎回の事ながらいつも参ってしまう。次の日になるとけろりと治る。自分の誕
転がしたボールを追いかけるチョビ子さん。こちらへ来ました。も一度やってとひと鳴き。頭を撫でます。も一度投げます。
犯戒である。抜けていく。生気が抜けていく。【咳払い】 K君の話。夢に魘されて目が覚めた夜。真っ暗な部屋の中で、誰かの咳払いを聞く。目が冴えてしまった。しかしその後は特に何事もなかった。以上、本日の怪談である。うーむ。
当たり前のように棚の上で睥睨するイティさん。手を振ります。するする降りてきたので背中を撫でます。なぜか文句鳴き。
呑鬼である。暑い風に油断する。なぜ許せないことばかりが。【入院】 K君の話。一度、入院したことがある。深夜に息苦しさを感じて目を覚ました。輪郭というか、距離感が妙にはっきりしない男の影が、3人ほどいて、連なってこちらを覗き込んでいた。困ってい
玄関で喜びの転がりをするイティさん。しばらく眺めていました。こちらにきたので頭を撫でます。内戸を閉めながら、また頭を撫でます。
妖布である。水の上を歩く夢。涼しい風に背中を押されて何処までも。【風の匂い】 K君の話。竹藪を通して来る夏の風が青臭い。匂いと一緒に声が聞こえる。悲鳴のような声が、竹藪の方から。足を踏み入れることもできないほど密集している。そういう時は少し生
爪研ぎの上でくつろぐウィコさん。この上は好きみたいです。夏でも冬でもいますね。手を伸ばすと顎を出してきました。指先で撫でます。
偽匣である。落ち着かない席に座る、様々な切符を切られ、始まりを待つ。【じくじくと】 K君の話。山の辺にある公園は苦手である。特に何も見ないし、事件があるとか雰囲気が悪いとか、近寄れないとかそういう事はない。ただ、いつも帰宅すると身体のどこかに
家の前を通る人の会話を耳にしてわくついているチョビ子さん。何か教えてくれようとしてるのかな。近くに行って頭を撫でます。よしよし。