哨戒である。漏斗のような雲が夜空に浮かぶ。草葉の陰で囁く声を聞く。【紫、赤、緑】 Hさんの話。仕事で疲れて帰る途中で。山に面した雑木林の脇を通ると、奥の方から光が洩れ見えた。紫色だったり赤だったり緑だったり。何だろうと思ったが、余り良く無いも
朝は雨でした。お皿の中からお見送りのイティさん。玄関守り所のように見張っています。ありがとうね、と頭を撫でます。
朝は雨でした。お皿の中からお見送りのイティさん。玄関守り所のように見張っています。ありがとうね、と頭を撫でます。
灰夜である。夜に夜が懐かしい。輝き燻り、見通せない向こう側で満ちている。【お墓の側の平家の廃屋】 Hさんの話。子供の頃、墓地の側に平家の廃屋があって、皆が共通に認識しているお化け屋敷だった。前を通る事は度々あったが、いつも大人と一緒であった。
入口を守り続けるチョビ子さん。朝ご飯よりも今日はこちらを優先です。通るよーと声を掛けると動いてくれました。頭を撫でます。
入口を守り続けるチョビ子さん。朝ご飯よりも今日はこちらを優先です。通るよーと声を掛けると動いてくれました。頭を撫でます。
入口を守り続けるチョビ子さん。朝ご飯よりも今日はこちらを優先です。通るよーと声を掛けると動いてくれました。頭を撫でます。
苛立である。少し近くがざわざわと。もう一度遠ざかろうか。【消える人々】 Hさんの話。人出の多い祭りの日など。ふっと消えてしまう人をよく見る。消える瞬間そのものは見ないのだけれど、目を離したり、何かの陰に一瞬隠れたらもう居なくなってしまう。子供
肩に乗るイティさん。夏でもチャンスがあれば乗りますね。どこへ行きたいのかな?ちょっと急いでいるのでやんわりと椅子の上に降りて頂きます。文句鳴き。玄関まで見送ってくれました。
肩に乗るイティさん。夏でもチャンスがあれば乗りますね。どこへ行きたいのかな?ちょっと急いでいるのでやんわりと椅子の上に降りて頂きます。文句鳴き。玄関まで見送ってくれました。
カーテンの影に隠れた虫さんに夢中なイティさん。動くものに余念が無いです。行ってくるねーと手を振ります。すると玄関まで追いかけてきたので頭を撫でました。
カーテンの影に隠れた虫さんに夢中なイティさん。動くものに余念が無いです。行ってくるねーと手を振ります。すると玄関まで追いかけてきたので頭を撫でました。
転落である。朝から夜の底まで落ちていく。日々がその繰り返し。【お通夜】 Hさんの話。近所の或る家では、誰かが亡くなってお通夜があると、目を離した隙に、遺体が少し移動するのだという。必ず目を離した隙にそうなる。なので、昔から真剣にお通夜をするの
肩に乗るイティさん。夏でもチャンスがあれば乗りますね。どこへ行きたいのかな?ちょっと急いでいるのでやんわりと椅子の上に降りて頂きます。文句鳴き。玄関まで見送ってくれました。
奇光である。頭の中でだけでならどれだけ殺めたことだろう、止まらない。【夜の音楽室】 Hさんの話。友人から聞いた。まだ、中学生の時の話である。ある夜、起きたら学校の音楽室に居たという。とても吃驚して、恐々と帰った。そもそも、入り口も閉じており、
階段に居座るウィコさんとイティさん。夏のお気に入りポイントは板の床らしいですね。昇りながら頭を撫でます。
標的である。忘れてしまった曲を聞く。それぞれの模様を確かめる。【鬼火】 Hさんの話。近くの農協の駐車場。夏になると、鬼火を見た、という人が何人か現れる。お盆に近い時期の夜中。赤みがかった拳ほどの火の玉が浮かぶらしい。現れる日は決まっていないが
膝の上に立つイティさん。安定のおとぼけ顔。背中を撫でます。暫くしたら降りてうろうろ。そしてまたやってくる、というローテンションを繰り返します。
異臭である。煙のような捉えどころのない夢ばかり。空気の漏れるような音が鳴っている。【含み笑い】 Hさんの話。たまに、一人で近所を夜道を歩いていると小銭が落ちるような音が聞こえることがある。何となく反応して足を止めて探してしまうが見つからない。
ベッドの端に陣取ったイティさん。肩?では無さそう。最近はお膝によくきます。上手く撫でないと文句鳴き。頭を撫でます。やはり文句鳴き。
ベッドの端に陣取ったイティさん。肩?では無さそう。最近はお膝によくきます。上手く撫でないと文句鳴き。頭を撫でます。やはり文句鳴き。
怨圧である。誰も白く煤けてしまう。風呂敷みたいなものが舞っている。【顔】 Hさんの話。或る家の蔵の上の方。いつも張り付いている顔がある。余り他の人には見えていない様子。目を瞑って眠っているような彫りの深い男性の顔。あれはなんだろうと子供の頃か
玄関のお皿から見送ってくれるイティさん。出る直前にわざわざきてくれました。ありがとねー、と頭を撫でます。ぺろぺろとするお返事。
奇矯である。今の今まで夢に潰れていた。砂だらけの夜。【古屋敷のそば】 Hさんの話。古い屋敷の辺りは苦手だ。本当に気配も音も何も感じなくて、不意に何処かをみると、そこに立っていたりする。しかもこちらを見ている。直ぐに消えてしまうが、足元を掬われ
階段の守り神のようなイティさん。通るの?通るの?とこちらを見ます。もう通りませんよ、と頭を撫でます。ぺろぺろと暖かい舌でお返事。行ってきますね。
階段の守り神のようなイティさん。通るの?通るの?とこちらを見ます。もう通りませんよ、と頭を撫でます。ぺろぺろと暖かい舌でお返事。行ってきますね。
赤目である。足音が前を通り過ぎる。ほっとする。【明るい月夜】 Hさんの話。とても晴れた夜だったという。まるで芝居の書割みたいにあっけらかんとした月夜だった。偶然通った桑畑の前で、畑の中に人が何人も立っているのに気がついた。みんな浴衣のような着
玄関を守るチョビ子さん。精が出ますな、と背中を撫でます。起き上がりうろうろしてまた戻りました。過ごしやすそうです。
玄関を守るチョビ子さん。精が出ますな、と背中を撫でます。起き上がりうろうろしてまた戻りました。過ごしやすそうです。