与謝野晶子スゲー！

軽薄なタイトルが浮かんだが、松村由利子『ジャーナリスト 与謝野晶子』を読んでの感想は、「凄い人だ！」。著者の松村氏は歌人で、自身が朝日新聞と毎日新聞で記者を勤めた経歴がある。

与謝野 晶子（よさの あきこ、正字:與謝野 晶子、1878年〈明治11年〉12月7日〜1942年〈昭和17年〉5月29日）といえば、明治以降の日本を代表する歌人の一人だが、歌集とともに多くの評論を上梓している。新聞記者だった著者は、晶子がその評論の中で「最上の職業、それは新聞記者。」と書いた一言が気になり続け、その真意や背景を探ろうと追究してきた、その結果をまとめたもの。この本は、著者自身が歌人であり、ジャーナリストだったからこそ成しえた重要な著作だと思う。

与謝野晶子がどう凄いのかは稿を改めて。