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2021年08月14日19:01

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芦川いづみと北原三枝

このところ川島雄三(1918〜1963年)監督にはまり、本を三冊読んだ後、その映画をいくつか観たおかげで、作品に出ていた芦川いづみ(1935年〜)と北原三枝(1933年〜)にはまっている。若くして女優としては引退ないし事実上引退したが、ともに今も80代で健在。ただし映画の中で観ているのは、彼女らの20歳前後から20代の姿である。

今日は監督の「川島雄三」や「今村昌平」ではなく、「芦川いづみ」「北原三枝」で検索して上がった中から、次の4本を観た。公開年順に並べると、
1『銀座の女』(1955年、吉村公三郎監督)、
2『しあわせはどこに』(1956年、西河克己監督)、
3『風のある道』(1959年、西河克己監督、以上モノクロ)、
4『若草物語』(1964年、森永健次郎監督、これだけがカラー)。

1『銀座の女』は、銀座界隈の芸者置屋の女将(轟夕起子)や芸者たちの日常がメイン。ただヒットした北原三枝は芸者ではなく、常に洋装のモダンな若い女性。対して女将と乙羽信子ら芸者役の女優陣は皆老けて見えるから、映画を見た後に設定も実年齢も全員が20〜30代と知って驚いた!

2『しあわせはどこに』は、戦争で孤児となり、恵まれない環境で育った主人公(芦川いづみ)が、難関の就職試験に受かり、優しい恋人を得、死んだはずの母を探し出す。そのプロセスの中で様々な事件が起きる。

3『風のある道』は「北原三枝」で検索してヒットしたのだが、芦川いづみも出ていて主役だった。北原は映画の冒頭で嫁に行く3姉妹の長女、芦川は2人の男の間を揺れ動くはかなげな次女。自分が思う通りに行動する三女役の「清水まゆみ」が魅力的。

4『若草物語』は、「日活黄金時代の4大女優」が姉妹を演じる。ただし、「芦川いづみ」でヒットしたのに、彼女が演じる長女は既婚で脇役。主役は次女の浅丘ルリ子で、2人の男の間を揺れ動く。その次のメインが3女の吉永小百合で、やはり2人の男の間で揺れる。脇役だが、奔放な言動の4女(和泉雅子)が魅力的。

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