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2019年07月14日14:38

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大杉栄は軍に殺された

鎌田慧『大杉榮 自由への疾走』読了。

巻末で鎌田氏は、大杉自身、軍が政治権力を握り、これほどまでに汚いやり方で自分を殺すとは想像もしていなかった、と断じている。

時代は大正後期、関東大震災直後の混乱が収まらない1923年9月。この事件は、日本近代史における「軍部台頭の表れ」でもあった、ということだ。

瀬戸内寂聴さんの連作『美は乱調にあり』『諧調は偽りなり』よりも、この歴史観が鮮やかに主張されている。
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