mixiユーザー(id:7131895)

2017年02月19日17:26

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神道特集3

・中世神道書や中世日本紀は、世界の中での日本の位置付けをめぐるテクスト。仏教の根源は日本なのだという教説や神話が出てくる。
・仏教的なファクターをなくして、日本について語ろうとしたのが近世。日本こそ世界の中心であると無根拠に言い始める。日本中心主義が中世から近世に推移する。
・大正天皇の時の大嘗祭の目的は、政府の公式見解で「報本反始」(先祖に対する道徳的な感謝の意)と説明。だが星野輝興、今泉澄、折口らは昭和になるとこれを批判し始める。昭和天皇の大嘗祭は、「神皇帰一」「祭政一致」をキーワードとしていく。
・戦前は星野を批判した葦津珍彦が、戦後は折口を批判した神社本庁の基本路線を作り、折口は排されていく。葦津は神道の宗教性を排除しようとしていく。
・折口は戦後、神道の宗教化、一神教化を志向したが、葦津はじめ神道界の大勢はGHQへの配慮もありうやむやのままに、つまるところ神道は祭祀であるというところにとどまりたがる。だから、戦前に神道が果たしたことも、自分たちは当事者ではなかったと主張する。これでは、原発反対といった主張は神道界からは出てこない。
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