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日記一覧

『JOE』
2015年05月30日01:52

『JOE』 キアヌ・リーヴスが『ジョン・ウィック』で復活を匂わせたようにニコラス・ケイジも復活か!?近年は『リービング・ラスベガス』のオスカー受賞がウソのように、B級消耗品映画出演が続いていた印象だが、ようやく腰の入った作品と出会えたか? 描か

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『チャッピー』
2015年05月28日01:00

『チャッピー』 『第9地区』、『エリジウム』のニール・ブロムカンプ監督が描くAIロボットもの。“魂”や“意識”はどこから始まるのか、人間と物質の境界線を問う。ロボット版「ピノキオ」という向きもあろうが、“ゼペットじいさん”のまきこまれ方が異色

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『イニシエーション・ラブ』 キャッチ・コピーは大切だ。「最後の5分全てが覆る。あなたは必ず2回観る。」が気になってしかたない。この手の映画はネタバレになると面白味がなくなるから…と思い劇場へ。 予告の段階でも、これが普通の青春純愛映画じゃない

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『サンドラの週末』
2015年05月26日00:00

『サンドラの週末』 距離が大事だ…と、ベルギーの名監督は言う。サンドラとその夫、子供たちとの距離。それぞれの同僚たちとの距離感。そしてカメラとサンドラの距離も…。 発想のアイディアとなる事件は、フランスの自動車会社で従業員が結託して一人の従

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『愛して飲んで歌って』
2015年05月24日01:55

『愛して飲んで歌って』 名匠アラン・レネの遺作はなんともチャーミングな戯曲の映画化作品。 余命いくばくもない教師ジョルジュを巡って、三組のワケありカップルが登場する。それぞれに小さな問題を抱えながらも平平凡凡と生きている。ある時、ジョルジュ

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『ゼロの未来』
2015年05月22日01:26

『ゼロの未来』 コンピューターに支配された未来。カオスの街で人々はコマのように黙々と仕事をこなす。…と書くと、何一つ目新しい感じはない映像が思い浮かぶ。『未来世紀ブラジル』のテリー・ギリアム監督らしい世界観といえば“らしい”ので期待するファ

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『駆込み女と駆出し男』
2015年05月21日01:23

『駆込み女と駆出し男』 江戸時代の離婚制度で、女性から行動を起こすには死別か縁切寺くらいしかなかったというのは歴史の時間に教わった気もするが、この映画に描かれるほどの詳細は知らなかった。 井上ひさしの『東慶寺花だより』をベースに、時代劇初監

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『真夜中のゆりかご』
2015年05月20日01:08

『真夜中のゆりかご』 顔のドアップ・ショット含めてどこを切ってもスサンネ・ビア印といった印象。『アフター・ウエディング』、『未来を生きる君たちへ』などで見る者の魂に揺さぶりをかけるビア監督らしい作品で、よくもまあ毎回極端な葛藤シチュエーショ

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NTL『二十日鼠と人間』
2015年05月19日02:10

 前回の『欲望という名の電車』で味をしめて(?)、再びナショナル・シアター・ライブの演目を鑑賞。『二十日鼠と人間』 言わずと知れた巨匠ジョン・スタインベック原作の舞台化作品。映画化もされているが、幸か不幸か未見。多分、誰が作っても名作になり

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『クーキー』
2015年05月18日01:49

 一般公開は8月だが、一足早くシネマ・カリテ・コレクションで紹介されたので見てきました。『クーキー』 チェコといえばビールと人形アニメーション。それくらいしか知識がないのはお恥ずかしい限りだが、国を代表するマリオネットと実写が組み合わさった

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『奪還者』
2015年05月17日01:50

『奪還者』 豪州と終末世界の組み合わせというと『マッドマックス』シリーズが思い浮かぶ。おりしも新作が発表になるタイミングで、『アニマル・キングダム』で一躍脚光を浴びた豪州人デヴィッド・ミショッド監督による終末映画が公開。 舞台は世界経済崩壊

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『ナイトクローラー』
2015年05月15日01:40

 今日はTOHOデーだったが、どうにも時間帯が合わずに見送り。涙なので、せっせと積円盤CDを消化〜。(笑)『ナイトクローラー』 <ナイトクローラー>とは報道専門の映像パパラッチなんだそうだが、元は地べたを這いずるものとかミミズといった意味

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『ジョン・ウィック』
2015年05月14日01:02

『ジョン・ウィック』 キアヌ・リーヴス、久々に当たり役か?早くも続編決定という事実がそれを裏付けるかのようだ。 全てを失った男ジョン・ウィックが復讐のためにNYのロシアンマフィアに牙をむく。本作で伝説の殺し屋<ジョン・ウィック>を演じるキアヌ

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『海にかかる霧』
2015年05月13日00:54

『海にかかる霧』 すべては貧困がいけないのか、ただ生きたいだけでは生きられない厳しい現実の前に希望を飲み込む霧が立ち込める…。 船長は船や船員の生活を守るのが仕事。時にはそれが誤った方法でも<生活という現実>には容易に勝てない…。 不景気ゆ

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『小さな世界はワンダーランド』 BBCアースがピクサーと組んでのネイチャーもの。小動物を生き生き輝かせる手法は互いの“いいとこどり”か。 傑作ネイチャー・ドキュメンタリーを数々生み出したBBCアース制作なので、予想の範疇といえばそうなのだが、今回

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『百日紅 Miss HOKUSAI』
2015年05月11日02:08

『百日紅 Miss HOKUSAI』 若くして亡くなった漫画家・杉浦日向子の代表作の一つ『百日紅』のアニメ化。監督を手がけるのは原恵一。どちらも個性的な作家だからこそなしえた作品なのか。 モデルとなるのは、かの有名な浮世絵師・葛飾北斎の三女・お栄、父と

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『ジ・インタビュー(原題)/ The Interview』  韓国から北朝鮮に風船で飛ばしたDVDの一枚が我が家に庭先に…。…ってわけじゃないけど、日本じゃ公開にならないらしい『ジ・インタビュー(原題)』を海外盤で拝見。 まあ、いつものセス・ローゲン映画です

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『アンブロークン(原題)』 アンジェリーナ・ジョリー監督第2弾は場外で問題作となった。しかし反日と騒いでいるネトウヨとみられる方は「見ていないが、反日映画だ」っていう頭の悪いコメントを読んでゲンナリした覚えが…。反日かどうかは自分で確かめる

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イタリア映画祭2015
2015年05月06日02:36

 今年は諸事情で、鑑賞をあきらめようと思っていたイタリア映画祭2015。ただ、毎回製作される分厚いカタログだけは手に入れておきたかったので、街に出たついでに購入。 …と思ったのだが、いざ会場に来てみてチケットが余っていると知るとなんだか気もそぞ

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ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄  先日、GWの連休の間を縫って国立新美術館へ出かけてきた。走る人目的は「ルーヴル美術館展」。平日だったし、開始からもう数か月経過していたので、混雑具合はそれほどでもないか。 目玉

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『ラスト5イヤーズ』
2015年05月04日01:49

『ラスト5イヤーズ』 「同じ屋根の下に芸術家二人が暮らすのは難しい」と離婚したのは誰だっけ?オフ・ブロードウェイ・ミュージカル「ラスト・ファイヴ・イヤーズ」の映画版を見ながらそんなことを考えていた。凝らした技巧が目を引く。新進気鋭の小説家と女

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『ラン・オールナイト』
2015年05月03日00:15

『ラン・オールナイト』 ある時は元CIA工作員だったり、またある時は航空保安官だったりアクション映画では正義の味方が多いリーアム・ニーソンだが、今回は<殺し屋>を演じる。 タイトル通り、夜通しNYでの逃走劇を繰り広げる。疎遠になっていた自分の息

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『私の少女』
2015年05月02日01:40

『私の少女』 古い因習や閉鎖的な社会との戦いを感じる。冒頭、エリートだった女性警官ヨンナムが片田舎に左遷される。そこでは継父や同級生から虐められる少女ドヒの姿が…。やがて帰属集団から弾きだされたもの同士、寄り添うように惹かれあう。 日本でも

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『寄生獣 完結編』
2015年05月01日00:51

『寄生獣 完結編』 人気漫画の実写化の後編。前編のアンサー編だが、落としどころには一定の評価は出来るものの、少しもたついたか? パラサイト生物と人間の戦いの中、人間とパラサイト生物(ミギー)が同居する<泉新一>が抱える自己矛盾をいかに解消す

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