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日記一覧

『メビウス』
2014年09月30日00:02

『メビウス』 鬼才キム・ギドクが挑む新たな境地。全編セリフを排除し表情のみで家族の“愛と欲望”を問う。(セリフなしというので韓国盤で一足先に鑑賞。厳密には数箇所で字幕は必要だが、確かにセリフはないし分量としてはないに等しい…。リージョンは3

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『ジャージー・ボーイズ』 『シェリー』『君の瞳に恋してる』…、曲名は知らなくとも曲には聞き覚えがある。それは誰かのカバーだったかもしれないが、遠い記憶に刻まれている。ニュージャージーの極貧地区出身で大ヒット曲を連発し一世を風靡した“ザ・フォ

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『NY心霊捜査官』
2014年09月27日00:47

『NY心霊捜査官』 ジェリー・ブラッカイマーの製作だけありキャストやスタッフがしっかりしている印象を受ける。部分的に実話が基になっているとはいえ、どうしても嘘くさい世界を描くから細部や演技力は作品を左右する。 NY市警のラルフ・サーキは他人と

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『Big Ass Spider!』
2014年09月25日00:04

『Big Ass Spider!』 クレジットにロジャー・コーマンの名前がないのが不思議なくらい。(笑)どこからどう見ても立派なB級モンスター・パニック映画。 LAで害虫駆除を仕事にするアレックス。たまたま病院で謎の生命体と遭遇。まるでエイリアンのように人か

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(現時点で)未公開コメディを二本…。『The Other Woman』 不倫を描く作品は数多いが、本来なら敵対するはずの女性同士が協力しあう『きみに読む物語』のニック・カサヴェテス監督による痛快コメディ。 カーリー(キャメロン・ディアス)には意気投合して付き

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『悪魔は誰だ』
2014年09月21日00:30

『悪魔は誰だ』 凝った脚本、時系列をバラバラにモンタージュした構成、意外な犯人像…、とミステリーファンなら飛びつきそうな映画であるが、どうも穴が気になって仕方ない。もう少し丁寧に穴をふさいだら傑作になったかもしれないのに…。(汗) 韓国で200

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『舞妓はレディ』
2014年09月19日00:36

『舞妓はレディ』 「舞妓はレディ〜、舞妓はレディ〜…」と早口で三回繰り返すとあ〜ら不思議、大きな帽子をかぶったA・ヘップバーンの姿が浮かび上がる。(笑)最近はすっかり社会派のイメージがついた周防正行監督の久々の娯楽映画。先のヘップバーン主演映

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『猿の惑星:新世紀(ライジング)』 9.11以後の世界を織り込んでリブートされたと認識している『猿の惑星: 創世記』の続編。荒廃した人間社会に対し、順調に勢力を伸ばした猿たち。ここでも9.11で見られたエネルギーの問題が見られる。 残された人間たちが

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 初めてららぽーと横浜に行ってきました。なんでかっていうと、『ローン・サバイバー』のコレクターズ・エディションを購入するためだ。実はこれ、初回の4000セットのみという。すでにアマゾンでは予約時点で完売で転売屋が高値を付けている。 ちょっとなめ

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『フランシス・ハ』
2014年09月15日01:43

『フランシス・ハ』 「ハ」とはなんぞや。『イカとクジラ』(ノア・バームバック監督)の衝撃的(笑撃的?)なラストシーンは記憶に色濃いが、本作のタイトルの意味も最後まで見ないとわからない。(笑)キャッチ・コピーが「ハンパな わたしで 生きていく」

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『レッド・ファミリー』
2014年09月14日00:39

『レッド・ファミリー』  幾度となく描かれる朝鮮半島の南北問題。両国のお国柄の違いを隣人同士という形で比較して見せる。 北から来た(ダジャレじゃないよ)秘密工作員一家は偽装家族。怪しまれないようになのか、今や韓国でも見なくなった理想的な姿を

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『サボタージュ』
2014年09月13日01:25

『サボタージュ』 最強を誇る9人のDEA(麻薬取締)チーム。麻薬カルテルと命を懸けた日々の中、常日頃の危険と見返りの釣り合わなさゆえか、カルテルの資金をちょいとネコババしようと企む。マル秘作戦は成功したかに見えた矢先、それを何者かに横取りされる

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『哀悼の石』
2014年09月11日23:56

『哀悼の石』 銀座メゾンエルメスにあるル・ステュディオに再び…。ソフト化もされておらず、まともに公開されたのかも定かでないギリシャ映画『哀悼の石』を見るため。(ちなみに、今月の後半はまだ空きがあるようです。) かつて人々の光となったアテネに

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『テロ,ライブ』
2014年09月10日00:58

『テロ,ライブ』 まだ記憶に新しい『セウォル号転覆事故』。思い返しても原因も対応も嘆かわしいばかりだが、それを予見していたかのような映画が韓国で作られていた。何というタイミングかと思うが、眼力のある人物もいたものだ。(笑)先のカーフェリーの

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『イヴ・サンローラン』
2014年09月09日01:18

『イヴ・サンローラン』 シャネル、ディオールなどと並びファッションに詳しくない人でも知っている有名ファッション・デザイナーのイヴ・サンローラン。彼の栄光と挫折の足跡を<親友>ピエール・ベルジェの視点で描かれた伝記映画。 天才肌で若くしてファ

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『グレートデイズ! 夢に挑んだ父と子』 『最強のふたり』の感動を再びという触れ込みで、2014年のフランス映画祭のオープニングに選ばれた作品だが、どうしてなのかわからないが、実話の映画化だと思っていた。あせあせ(飛び散る汗)これはニルス・タヴェルニエ監督の創作

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『物語る私たち』
2014年09月06日00:10

『物語る私たち』 若くして亡くなった人物に、謎めいた秘密。なにやら興味をそそられる題材。 女優であり、近年は監督業もこなすサラ・ポーリー。母親ダイアン・ポーリーは元女優だったが、幼くして母を亡くしたサラは母のことをよく知らない。そこで、母ダ

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『ホドロフスキーのDUNE』 歴史に<たられば>は禁物だが、それでも実現してほしかった企画はある。その一つがフランク・ハーバートの同名原作を基にした本作、『スターウォーズ』に先駆けて壮大なSFファンタジー大作映画となったであろうホドロフスキーの『

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『この庭に死す』
2014年09月03日01:37

『この庭に死す』@三大映画祭週間2014(レトロスペクティヴ・シリーズ) ルイス・ブニュエル監督、メキシコ時代の作品。ソフト化されていないためか、年配の映画ファンらしい客層で賑わう。おそらく代表作というほどではあるまいが、それゆえに特質が分かり

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『リヴァイアサン』
2014年09月02日01:14

『リヴァイアサン』 タイトルは大切だと痛切に感じられた作品。もし、これが単純に「漁船の操業日誌」とかだったら、まるで違うものになったであろう。(笑)昔、水中モンスターをスクリーンに映し出した同名SF映画があったけど、これにはそういう恐竜もどき

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