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2015年05月10日01:32

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『ジ・インタビュー(原題)/ The Interview』

ジ・インタビュー(原題)/ The Interview


 韓国から北朝鮮に風船で飛ばしたDVDの一枚が我が家に庭先に…。
…ってわけじゃないけど、日本じゃ公開にならないらしい『ジ・インタビュー(原題)』を海外盤で拝見。

 まあ、いつものセス・ローゲン映画ですから、下品な下ネタが満載。
その意味では期待を裏切ることはない。(笑)

 アメリカの<スカイラーク・トゥナイト>というバカなインタビュー番組では、セレブを対象にくだらないゴシップネタで視聴率を稼いでいる。
しかし、局やまともな報道関係者からは鼻で笑われている日々。

 そんなある日、北朝鮮のトップ<金正恩第1書記>が自分たちの番組のファンであることを知り、直接インタビューできるチャンスを得る。
その情報を知ったCIAはここぞとばかりに番組を利用しようとバカ司会者(ジェームズ・フランコ)とプロデューサー(セス・ローゲン)に近づいてくる。
首尾よく北朝鮮に乗り込むことになり、かくして世紀のインタビューは幕を開ける。

 冒頭から有名セレブたちが本人役で登場して楽しませる。
このくだりが相当イカレていて爆笑もの。
セルフ役で登場するセレブたちが嬉々として演じる懐の深さは日本の芸能界とは違うところか。(笑)

 独裁者の孤独を描くのはチャップリンの時代からあるが、メッセージ性はそこまでじゃない。
<ペンは剣より強し>…ではないが、どんな強力な武器よりも言論やマスコミの有用性は理解できる。
おそらくその対比として地上最強の兵器として<核ミサイル>は取り上げられているのだろう。
やや描き出される北朝鮮の姿が少しステレオタイプに映る。

 …とまあ、ここまではいいとしても話の収め方がマズかったかも。コメディとしては判断を誤ったのじゃないか?
北朝鮮よりも、むしろ何でもかんでも首を突っ込んで引っ掻き回すアメリカこそが<悪の帝国>かと邪推したくなる。
ダース・ベイダーを倒すのとはわけが違うのではないか。

 ヒット曲を織り込んだ演出や、エンドロールのデザインなど見どころはそれなりにある。

フォト


 セス・ローゲンはいいとしても、ジェームズ・フランコはキャリアを汚していないだろうか?(笑)



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