毎年恒例のこの季節。今年は仕事の都合もあり思うように時間が取れなくて見落としもかなりあるけど、覚書のつもりで…。(来年はもっと厳しくなるかも…涙) その前に著名人のベストも気になりますね。長くなるけど参考までに『シェイプ・オブ・ウォーター
今年の最後。明日は本年ベストを記すので、二本立て。『アリー / スター誕生』http://wwws.warnerbros.co.jp/starisborn/ 4度目とも5度目とも言われる名作のリメイク。それだけ長い時代に作り直されてきたというのは、古びないテーマがあるのだろう。
『パッドマン 5億人の女性を救った男』 モノづくりの開発秘話物語。インドにおけるプロジェクトX『パッド(生理用ナプキン)編』。 生理用ナプキンが高くて庶民の手に届かなかったインドにおいて、安く誰でも使えるようにと苦労する姿は古今東西の開発者と
『来る』 第22回日本ホラー小説大賞の小説「ぼぎわんが、来る」を『告白』などの中島哲也監督が映画化。中島監督だから…というのも鑑賞動機理由の一つだが、“あの予告編”に惹きつけられたのが本音。今思えば満点に近い期待値だった。(苦笑) 前半の展開
『斬、』 『野火』などで知られる塚本晋也監督が初の時代劇に挑む。刀鍛冶から始まる本作。鉄の塊に息吹を吹き込むあたりは『鉄男』の監督らしさが見て取れる。主人公は浪人でもなく農民でもなく《刀》ということか。 時代は幕末、開国するか否かで揺れる中
『教誨師』 今年も多くの映画人が鬼籍に入ったが、名バイプレイヤーとして名をはせた大杉連もその一人。主演のみならずエグゼクティブ・ディレクターに名前を連ねていることからも本作にかける意気込みは伝わる。 監獄内における受刑者の徳性涵養のため講説
『彼が愛したケーキ職人』 ともすればベタな三角関係のメロドラマになりそうな題材だが、宗教・国家・性指向といった今の社会で取り上げられる問題をまぶしてあるのが肝。 壁を持たずに風通し良く自由に生きることの大切さと難しさは日ごろ感じる人も多いだ
ようやく長めの勤務が終了。おそらく追加がなければ仕事納めのはず。まだ書いてない映画の感想を書き上げて、年賀状を出してアレとかコレとかを年内に見ておきたい。『イット・カムズ・アット・ナイト』 謎のウィルスに侵される社会をスリラー仕立てにして
仕事が続いて、思うように日記をアップ出来てないが、ちょっと前に見たソフトから…。『ザ・マウンテン 決死のサバイバル21日間』 日本ではソフトスルーとなった極限状況下で花開くメロドラマ。配信ではすでに鑑賞可能。ソフト発売は来年1月9日。邦
『ヘレディタリー 継承』 出演作が続くトニ・コレット。コメディ映画『マダムのおかしな晩餐会』の役も中々に怖さがあったが本作での彼女はレベルが違う。(笑)トニ・コレットが演じるお母さん、怖すぎ。(笑)そして胸くそ悪くなる映画。 観客の感情を揺
『マダムのおかしな晩餐会』 セットも俳優もテーマもすべてそろっていると思うのだが、もどかしさも覚える。パリに越してきたアメリカの富豪、…とはいっても家計は火の車で大切な美術品を売りに出す始末。引っ越し祝いの晩餐会には“不吉な13人”の出席を回
『くるみ割り人形と秘密の王国』 ラッセ・ハルストレムの名前に惹かれて鑑賞。バレエの「くるみ割り人形」をモチーフにしているが、世界観はむしろ「不思議の国のアリス」に近いか。 人工着色で彩られたキラキラした舞台。明らかにセットと分かる箱庭のよう
『アース:アメイジング・デイ』 2007年のネイチャー・ドキュメンタリー『アース』の第2弾だそう。(もっとやっているかと思ったけど、ネイチャー系映画が多いから勘違いか。) 相変わらずBBCの撮影は異常。(褒め言葉)どうしたらこんな映像を撮れるのか不
『恐怖の報酬 オリジナル完全版』 近年、映画ファンを喜ばす幻の映画のリバイバル上映が相次ぐ。長らく封印状態だった本作もその一つで、さらに<オリジナル完全版>であることが価値を高める。 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー版があまりに有名なため損を
『アウト&アウト』 『藁の楯 わらのたて』の原作で知られる木内一裕(というよりもオールドファンには『BE-BOP-HIGHSCHOOL』の漫画家というほうがピッタリか)がきうちかずひろ名義で監督。 元ヤクザの矢能(遠藤憲一)と小学2年生の少女・栞(白鳥玉季)
TOHOのフリーパスが終了。16本鑑賞はまずまずか。今年の10月からシステム変更になって、直前で門前払いもあり計画通りとはいかなかったが良しとしよう。そっちの方はまだ日記にあげてないのが沢山あるのだが、とりあえず本日は珍しく<今日の日記>を。 予
『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』 『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の続編。5部作になるというから中途半端な位置づけに感じてしまうのは仕方ないか。『ハリー・ポッター』シリーズの前章にあたるわけだが、実をいうと
『人魚の眠る家』 ミステリー作家・東野圭吾の原作の映画化。今回のミステリーポイントは犯行のトリックというよりも、人の命の境界線に迫るミステリー。よく話題に上る<脳死>という人の生死の基準。しかし、肉体(特に心臓)が元気なうちは受け入れがたい
『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』 すっかりアクション俳優が板についてきたニコラス・ケイジ。かつての線の細さは感じられない肉体派の役柄が増えたなぁと思わずにいられない。 本作もそんな1本。ストーリーはよくある復讐劇だが、ニコラス・ケイジの
『アンクル・ドリュー』 NBAのスター選手が特殊メイクで老人プレイヤーに大変身。あかたもドッキリ企画のようなアイディアだが、元々CMでの企画が好評だったのを受けての商業映画化ということ。見所はまさにヨボヨボに見える爺さんの華麗なテクニック。 子
ル・シネマがリニューアルになって初めての映画鑑賞。一体どこがどう変わったのかが楽しみ♪しかしエレベーターで6階に上がると特に変わった気配はナシ。まぁビルを建て替えたわけじゃないんだからそんなものだろうと思い直す。問題はシアター内部だ。 前
『エリック・クラプトン 12小節の人生』 存命のミュージシャンの伝記映画…となれば都合の悪い部分には遠慮しがちだが、負の側面にも踏み込んでいる。本作はエリック・クラプトンの伝記映画としては決定版になるのではないか。 言わずと知れたロック界のレ
ラテンビート映画祭(LBFF2018)から2本だけ鑑賞。『夏の鳥』 コロンビアの先住民、ワユー族というのをご存じだろうか?恥ずかしながら初耳だったのだが、北部ラ・グアヒラの砂漠で暮らす先住民でマリファナを自分たちのために栽培していた。 『バリー・シー
『華氏119』 『ボウリング・フォー・コロンバイン』『華氏911』などのマイケル・ムーア監督がトランプ大統領誕生に批判を込めたドキュメンタリー。何かと問題発言で話題をさらうトランプ大統領。多くの人が民主党のヒラリー候補がその座に就くと信じていただ
『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』 『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』以来7年ぶりの第3弾。すっかり忘れているが(見ていたかどうかさえ…)まずは問題ないだろう。ブランクを感じさせないローワン・アトキンソンの体を使ったギャグは
未だに音楽はCD(フィジカル)で揃える旧人類です。新しいアーティストを耳にすることはぐっと減っているけど、店頭のサンプルで出会うこともある。 Polyphiaもそうした一つ。いわゆるDjent(ジェント)と呼ばれるプログレッシブ・メタルから派生したサブ
『ライ麦畑で出会ったら』 ジェイミー・シュワルツ(アレックス・ウルフ)はアメリカ文学を代表する『ライ麦畑でつかまえて』を学内で演劇したいがために、その許可をもらいに作者サリンジャー探しに奔走する青春ドラマ。ジェームズ・サドウィズ監督の実体験
『search サーチ』 まさに本年度の<アイディア賞>はこれで決まりと言いたくなるユニークさ。スマホ、PCディスプレイといった現代人を取り巻くデジタルデバイスの画面だけで見せるミステリー劇。 ネットと生活が切っても切り離せなくなった現代だからこそ
『バーバラと心の巨人』 うさ耳をつけたメガネっ子<バーバラ>はいつか巨人に襲われるという妄想を抱き、誰にも理解されない奇行を繰り返す。そんな彼女を先生や転校生は心配する。 原作はグラフィックノベルらしいが、少し前に公開された『怪物はささやく
『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』 アメリカとメキシコの国境線をめぐる麻薬戦争を描いた『ボーダーライン』の続編。本作でもメキシコの国境線が駆け引きの場となる。監督はドゥニ・ヴィルヌーヴから『暗黒街』のステファノ・ソッリマへ交代したが、脚