『テルマ』 ラース・フォン・トリア―の甥っ子ヨアキム・トリアーによるホラー映画。ホラーとうよりオカルトというべきかもしれないが、美しく透明感ある映像からは怖さはあまり感じない。 一人の女学生の成長物語とも取れるが、無自覚な自分の力の扱いに戸
『イコライザー2』 同じシリーズものはこれまで出演してこなかったデンゼル・ワシントンが初めて挑む続編物。それだけこのキャラクターに惹かれているのと、アントワーン・フークワ監督への信頼の表れか。 法に代わって正義の執行人となる必殺仕置き人。西
『若おかみは小学生!』 本当なら子供が見るべき作品だろうとは思うが、巷の評判に釣られて見るのも一興かと足を運ぶ。 児童文学のアニメ化というだけあり、ターゲットは子供向けだが、かつて子供だった大人にも有効と見た。丁寧な作画で見ていて気持ちが良
『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』 あたかもフェルメールの絵画を切り取ったような美しい映像に目が釘付け。それもそのはずで原作の物語はフェルメールに着想を得ているという。 17世紀のオランダではレンブラントやフェルメールと言った世界
『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』 タイ国発のカンニング大作戦。そこに銀行強盗のようなハラハラするサスペンスが合体。実際に中国であった不正行為をヒントに創作されたという。どこの国でもテストの成績で人生が左右されるが、タイ国も同じようだ。
『クレイジー・リッチ!』 ハリウッドでアジア人をメインに描くことは珍しい。しかも主要キャラがほとんどアジア人というのはなおのこと。劣等感を押し付けられていたアジア系の人々には勇気を与えたに違いない。 いわゆる<シンデレラ・ストーリー>の一つ
イタリアネオ+クラッシコ映画祭2018 古典から近年の作品までイタリア映画の名作・話題作の特集上映。全12本中、鑑賞作品は東京国際映画祭で見たタヴィアーニ兄弟の『ある個人的な問題―レインボウ』だけ。半分くらいは見てみたいと思ったけど、経済的&時
『運命は踊る』 3章からなる不運な悲劇。寓意に満ちた運命のいたずらを一触即発の状況下にあるイスラエルで展開。監督は『レバノン』がベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞したサミュエル・マオズ。本作も同映画祭で審査員大賞を受賞。 固定カメラで長回し
『アンダー・ザ・シルバーレイク』 『ロボコップ』を見て、荒廃した未来都市のイメージがあると前作『イット・フォローズ』の舞台をデトロイトに据えたデヴィッド・ロバート・ミッチェル監督。 『アメリカン・スリープオーバー』から続く青春三部作と言っ
『1987、ある闘いの真実』 ソウルオリンピックを控えた1987年、チョン・ドゥファン大統領率いる軍事政権下の韓国で起きた事件。警察の行き過ぎた取り調べ中の死亡事故から端を発し、圧政に苦しむ庶民らが立ち上がった姿を骨太に描き出す。 日本がバブルで浮
『プーと大人になった僕』 これは是非とも『グッバイ・クリストファー・ロビン』と合わせて鑑賞したい。同じ人物を同じ時期に英米で映画化されたのも興味深いが、時系列ではこちらが先なので、まずは…。 「クマのプーさん」で知られる作家A・A・ミルンと、
『ザ・プレデター』 地球外知的生命体プレデターと地球人の攻防を描く。副題もなくシンプルなのでてっきりリブートかリメイクの類かと思っていたが、シュワちゃん主演の続編と分かって驚く。 <プレデター>シリーズを全て鑑賞しているわけではないので確か
『検察側の罪人』 天地が鏡面に映るスタイリッシュな映像から始まる。この世界では上も下もない、いつひっくり返ってもおかしくないことの暗喩なのか。出来うるならば、この魅力的なロングショットから主人公のいる部屋にズームインして(クローズアップまで
『寝ても覚めても』 爆竹の音で始まった衝動的な恋はまさしく一瞬でパッと炸裂する。人は容姿が似ていたら同じように恋に落ちるのか。愚問のような題材にどう説得力を持たすのかは見どころ。 朝子の損得勘定ではなく己の本能に突き動かされてゆく行動に賛否
『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』 まさかの続編。それも10年経ってオリジナルキャストが出そろうとは…。前作が舞台の映画化だったのに対して、続編の本作はオリジナル脚本だという。それゆえの自由度もかなりあっただろうし、キャスト達も手慣れてい
『アントマン&ワスプ』 マーベルの『アントマン』実写作品の続編。本作が初見でも分からなくはないが、前作は見ておいた方がベター。物体のサイズを自由にコントロールできる技術を生かしたアイディアがユニーク。アントマン単体の活躍よりもワスプとのコン
『ブレイン・ゲーム』 予知能力のある男が連続猟奇殺人事件の犯人を追う。犯人は誰なのか、そしてその目的は…? アンソニー・ホプキンス、コリン・ファレルといった実力俳優が顔をそろえたスタイリッシュサスペンス。『トゥー・ラビッツ』で評価されたブラ
怒涛の9月後半も終了。やっと一息つけそうか?観てからだいぶ日にちが過ぎたけど…。『判決、ふたつの希望』 中東関係の映画はいくつか見てはいるものの、中々その全容を把握しきれない。そういうボンクラにも胸に迫る社会派ドラマ。 些細なことから大きな