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日記一覧

『マイ・マザー』
2013年09月30日00:19

『マイ・マザー』 早熟の天才、どのジャンルでもこういう存在はいる。この映画の主演兼監督のグザヴィエ・ドランもその一人か。『わたしはロランス』の成功もあってなのか、順序は逆転したが一般公開になるようだ。(すでにCSのイマジカでは放送済み。その

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『地獄でなぜ悪い』
2013年09月29日01:15

『地獄でなぜ悪い』 自主映画のようなノリが楽しい園子温監督の極道コメディ。いい意味で園監督の悪趣味全開と映画愛に溢れる作品となった気がする。『希望の国』のような資質に合わないものをやるよりもずっと好感が持てる。実際、『ヒミズ』『希望の国』と

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『凶悪』
2013年09月28日00:57

 マイミクさんが激賞していたので、スルー予定だった『凶悪』を観に…。たいてい正規の値段じゃなく、サービスデーとか金券ショップなどを活用し割引料金で見るようにしているのだが(だって日本の映画鑑賞料金は高いんだもん!)、見ようと思った新宿地区の

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『ビザンチウム』
2013年09月27日01:01

『ビザンチウム』 『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』を撮ったニール・ジョーダンが再びヴァンパイアに挑む。数あるモンスター系でヴァンパイアほど映画に愛されている題材はあるまい。やはり孤独や耽美的表現がしやすく娯楽系からアート系まで幅広く対

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『レッド ドーン』
2013年09月26日01:34

『レッド ドーン』 いきなりの嘘臭い展開に、北朝鮮がステルス機を開発していたというニュースを思い出した。w ’80年代の冷戦時代に製作されたジョン・ミリアスの『若き勇者たち』 のリメイク。東西冷戦が終わってしまったので、代役は<北朝鮮>なのだ

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『そして父になる』
2013年09月24日23:39

『そして父になる』 「自分ならどうするか…」ずっと頭の中でこの言葉をリフレインしていた。きっと、同じ考えの人も少なくないと思う。 我が子を<取り違え事件>の被害にあい、さてどうするか…と問われて即答できる人はいるだろうか?子どもの問題を主題

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『Mud』
2013年09月23日23:17

『Mud』 少年はひと夏の貴重な体験をして成長する。 両親と共に川岸のボートハウスで底辺の生活をするエリス。両親の離婚の危機におびえながらも友人ネックボーンとひと気のない島に遊びに行く。目的は洪水で乗り上げたらしいボートを秘密基地にするためだ

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 3時間を越える映画が当たり前のインド映画にしては珍しく2時間を刈り込んでいる。なにやら評判がよさそうなので、足を伸ばして見てみたが…。あせあせ『スタンリーのお弁当箱』 食を通して命の大切さを教えるとか、衛生面の大切さとか、各家庭の魔法のレシ

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『霊魂の不滅』
2013年09月21日22:13

『霊魂の不滅』 書店で見かける海外の分厚い映画ランキング書籍、『死ぬまでに観たい映画1001本』 (スティーヴン・ジェイ・シュナイダー編)。あまりに<重みがあり>手に取るのも躊躇われるが、そこにも取り上げられてあり映画史を代表する1本でもある本作

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『グランド・イリュージョン』 近づきすぎると見えなくなる冒頭で、一人のマジシャンが警告する。まさに、その通りで謎を解くには<全体像>を見ないとならない。 誰が何の目的か不明だが、集められた腕利きマジシャン4人は、一年後に「フォー・ホースメン

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システィーナ礼拝堂500年祭記念 ミケランジェロ展―天才の軌跡 お天気もよく、マイミクさんからチケットを譲っていただいていたので上野の西洋美術館『ミケランジェロ展』を見に…。 正式タイトルにあるように、ミケランジェロの作品の中でもシスティーナ

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『私が愛した大統領』
2013年09月18日22:20

『私が愛した大統領』 1、ジョージ・ワシントン 2、エイブラハム・リンカーン 3、フランクリン・ルーズベルト2000年にウォール・ストリート・ジャーナルで発表されたアメリカ歴代大統領のランキングで<偉大な…>と評される上位三人。 1位は2位は<いわ

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『大統領の料理人』
2013年09月17日01:30

『大統領の料理人』 トップに立つ人間は孤独になりがち、しかも前例を打ち破るとなると…。フランス大統領のプライベート・シェフに初めて登用された“女性”のオルタンス・ラボリの物語。実際のモデルになったのはダニエル・デルプシュという人らしいが、作

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『怪盗グルーのミニオン危機一発』 前作『怪盗グルーの月泥棒』を見たときに「ミニオンでスピンオフを作ってほしいなぁ」と思っていたけど、普通に続編の誕生。(笑)ま、でもポスター等でのフィーチャー具合が大きくなったみたいで期待も膨らむ。 『〜月泥

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『ウルヴァリン SAMURAI』
2013年09月15日01:21

『ウルヴァリン SAMURAI』 震災の影響にも負けずに日本ロケを敢行したことが話題になっているウルヴァリンの新作。変に慈善事業をうたう復興よりもこうしたロケの方が関心を持ってくれると思うから、願わくば震災地近辺でも…と思ったが、さすがにそれは厳し

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『許されざる者(2013)』 日本人の感性を揺さぶられるのか、このタイトルの映画やビデオがいくつも存在する。この映画はオリジナルとなるクリント・イーストウッド版のままなので納得だが、識別するのがややこしい。あせあせ(飛び散る汗)(個人的には2010年に福岡県警察が

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『共喰い』
2013年09月13日01:04

『共喰い』 生臭い作品。それは血であり、精液であり、または暴力のそれであり、さらに主人公の母親の営む魚屋の生臭さも加わって思わず鼻と口元を押さえたくなる。ふらふら 原作はいわずと知れた田中慎弥の芥川賞受賞作。独特の<言い回し>の記者会見も記憶

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『スーサイド・ショップ』 呪われた生まれはいかんともし難いな。(笑) パトリス・ルコント、初のアニメーションを見て思った…。何がって「自殺用品専門店」の店長の名前が“ミシマ”である。この店を継ぐために生まれたようなものだ。いや、だからこそ名

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『エリジウム』
2013年09月10日20:33

『エリジウム』 「医は算術」か?高度な医療が実現できても現実に恩恵にあずかれるのは限られた富裕層しかいない。そういう格差社会をSFに置き換えたニール・ブロムカンプ監督(『第9地区』)の痛快な娯楽作品。前作同様にSF作品で、富裕層の住むスペー

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『The Do-Deca-Pentathlon』
2013年09月09日23:36

『The Do-Deca-Pentathlon』 「夫婦喧嘩は犬も食わぬ」ということわざがあるが、兄弟ならなんだろう。子どものころは仲の良かった兄と弟、いつしか溝が出来てしまった二人の関係修復はなるのか?影には家庭を持った影響が…? 2020年、東京オリンピック開催

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 一勝一敗? 『風立ちぬ』落選、オリンピック&パラリンピック東京開催決定が早朝から知らされた。勝ったというより消去法で残った印象もあるけど、早いことろ放射能汚染を消去して欲しい。(個人的には開会式や閉会式の演出を誰がどうやるのか、不安もある

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憧れのウェディング・ベル [Blu-ray]http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=11939455&id=1621890【閑話休題】 今日の夕方以降のニュースは、どこもかしこも「宮崎駿、引退会見」ばかりでしたね。引退の真偽はいずれ分かるとして(笑)、思うこと、思い出

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『Chained』
2013年09月06日01:33

『Chained』 親が偉大だと子どもにはどういう影響が出るのか?心理学者なら面白い解釈が出来そうなジェニファー・リンチの映画『Chained』。いわずと知れた父はカルト的人気を誇るデヴィッド・リンチ。 これまで何本か映画を作っているようだが、いずれも未

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『Speak (2004)』
2013年09月05日01:25

『Speak (2004)』 先日見た『オン・ザ・ロード』に刺激され(?)クリスティン・スチュワートの初主演映画を…。といってもTV映画らしく、日本ではソフトの発売すらない。(仕方ないかな?)よくあるアメリカの学園モノといってしまえばそれまでだが、トラ

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『悪いやつら』
2013年09月04日01:28

『悪いやつら』 上手い俳優の定義は人様々だと思うが、<役に近づくタイプ>と<役を近づけるタイプ>があるのではないか。韓国映画界の中でとりわけ信頼感が持てる役者に『オールド・ボーイ』で主演したチェ・ミンシクがいる。彼は近づく方のタイプで、その

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『オン・ザ・ロード』
2013年09月03日01:38

『オン・ザ・ロード』 翻訳作業は難しい。それは元の出来が良ければなおのこと。海外で村上春樹が大ヒットした要因は何かと問うた時に、こう答えた人がいる。「翻訳者が上手だったのでしょう」 別の言語にストレートな翻訳ですらリズム感を損ない語感の違い

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 昨日の『コン・ティキ』は第85回アカデミー賞外国語映画賞ノミネートの一つだった。選考基準が良く分からないけど、なぜ<選外>になったか首をひねりたくなるものも…。第85回アカデミー賞外国語映画賞出品作一覧 最終ノミネートは知っての通り『愛、アム

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『コン・ティキ』
2013年09月01日02:07

『コン・ティキ』 夢を追いかける。言うはたやすいが実行には時として困難が付きまとう。ポリネシアの住民の起源がペルーの遺産や言葉などと共通項目が多いと知ったノルウェーの人類学者であり探検家のトール・ヘイエルダールは仮説を発表する。「大昔に太平

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