続編だ。
イギリスがスペインの無敵艦隊を打ち破る話だ。
「私は不可能な事程面白いと感じます」
俺はそうは思わ無い。
難易度が高いものに遭遇すると焦れったくなるからだ。
人生でも遊びでも、何でもそうだが、自分に合っているのが一番だと思う。
「知恵を持つのです
居もしない敵を恐れぬ様に
そして勇気、いざ本当に危険が迫った暁には」
俺には敵は無数に居そうだが、もう其れに一々構っていられる程時間的にも労力的にも余裕は無い。
「お口が、お上手だけど、たまには思っていることを、口に出したいと思わない?」
親友と居る時は何時も大体素で話しているが、仕事の関係とかだと自分を出せているか疑問だ。
郵便屋を辞めざるを得なくなったのが悔やまれる。
其の後に勤めた会社は自分にはどちらも合っているとは思え無かった。
前者に集まって来る人間は、仕事では無く遊びに来ているのかと疑問を持たざるを得ない様な職場だったし、後者に付いては、(待遇は良かったが)そもそもオフィス街で働くのが俺の性に合っているとは思え無かった。
「私は預言者では無い
未来はちらちらとしか見えないのです」
未来がちらちらとでも見えているなら、其れは「力は弱い」が預言者かも知れない。
「旧約聖書」にはそういう預言者は沢山居たし、後は信仰心が有るかどうかが問題だ。
「だが自分で選んだ人生だ」
俺の場合、今の境遇を「自分で選んだ」と言えるかどうか甚だ疑問だ。
郵便屋を辞めたのも、前の会社を辞めたのも幻覚や妄想(テレパシーを持った人間か宇宙人、幽霊か悪霊、悪魔の仕業かも知れないが)に拠る邪魔が入ったのが直接の原因だし、今職に就いていないのだって(障害者になった母親の手伝いをしないといけないので中々家を空ける訳には行かないというのも有るが)そういうのが原因だ。
前の会社に就いていた時も、其の前の会社を辞める時も、休職後に郵便屋に復帰した時も散々邪魔された。
だから、俺は前の職(就労支援A型にしては労働時間や時給等が高待遇だった)を辞める時「もし、此の会社を辞める事になったら、もう職には就かない」と宣言して、其奴等も「分かりました」と言ってこうなった。
だから、今の境遇に到った原因は其奴等に有る。
「我々は皆人間だ
出来る事をするだけ」
今正に俺は「俺に出来る事」を、或いは「俺にしか出来無い事」をしている。
「其れが陰謀の厄介な所で、秘密が多過ぎて、誰が味方で誰が敵か最後迄分かりません」
俺が「陰謀を廻らした事」が有るとしたら恐らく人生で一度切りだ。
其れは高校二年生の春の生徒会選挙の直前、一年目の後期生徒会のメンバーの生徒会長だけが出馬しない様に動いた事だ。
というのも、一年目の後期生徒会は酷いを通り越して悲惨だった。
何せメンバーが4人しか居ない中でスポーツ大会の準備をしなければならなかったのだ。
前日の夜にパンフレットが出来上がっていない。
当日も、前半の部の時間が30分以上押して、後半の部迄の休憩時間が殆ど取れ無い。
一年目前期の生徒会メンバーが受験も有るのに当日手伝ってくれたが、其の対応も出来ない。
本当に酷かった。
あのまま、もし一年目の後期生徒会長が二年目の前期生徒会長に立候補していたら、対立候補はいなかっただろうから(俺の代の生徒会は不人気で遣りたがる者等殆どいなかったから)其のまま当選して、悪夢の文化祭に突入していた事だろう。
俺が、最期に副会長に就いたスポーツ大会で「裏進行表」を作って分刻みで全員のスケジュールを書き込んだ訳は其処に有る。
其の結果、俺が最期に運営として関わったスポーツ大会では前半と後半の誤差を10分以内に抑える事が出来た。
あの時はマクドナルドでのバイトも有ったので、バイトで終電を(自宅の最寄り駅迄の電車が無かったので)逃して家迄1時間以上歩いて帰り、朝の5時位迄生徒会の仕事をしていた。
翌日は昼を過ぎてから登校して生徒会に出てバイトに行って、家で仕事の繰り返しだった。
「最期は皆審判を下される」
俺もそう思う。
勿論、俺も死ねば審判が待っている。
俺は、此の人生に於いて出来る限り正しくあろうとはした。
でも、完璧な人間が居ない様に、俺自身も完全に正しい人間では無い。
幾つかの(大抵は若い頃の)過ちも犯した。
其の反面、シリア内戦での預言や昨年の12日間戦争でイランに助言した事で戦争を早期に終結させる事も出来た。
今もアメリカとイランの戦争を早期に終結させられる様に骨を折っている。
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