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2026年02月14日09:57

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三度目の殺人

日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞している。
是枝裕和監督の作品。

或る事件を担当する事になった弁護士の話だ。

「罪と向き合うって
どういうことですか?」
「「真実」から目を背けないって
ことじゃないですか」
幾つかの問題で俺には真実は見えない。
しかし「神」は心の中を見通す方なので、その答え合わせは俺が死んだ後でさせて貰えるものだと俺は信じている。

「そう簡単に人間が変われるなんて
考えるほうが
よっぽど傲慢だよ」
子供の頃の自分と今の自分を比較した時、明らかに差異が有る。
其処で、自分も随分変わったと思う訳だが、それは長い年月を掛けての事で有って、昨日今日でいきなり変わった訳では無い。
少なくとも、昔は「愛が無限」だと信じていたし、愛する事に疲れる事が有るなんて信じていなかった。

「「早く死んでほしい」って
そう思ってんだから」
俺も父親に「早く死んで欲しい」と思った事が有る。
父親は酒を呑んでは会社を休み、母親に暴力を奮って家の中は何時も暗かった。
俺も父親に殺されるんじゃ無いかと思っていたので、部屋に鍵が掛から無かったから、ドアに風鈴の様な物をぶら下げて、何時寝込みを襲われても良い様に用心していた。

「生まれてこないほうが
よかった人間ってのが
世の中にはいるんです」
俺も時々自分自身に付いてそう思う事が有る。
「生まれて来なければ、こんな苦しい思いをしなくても良かったのに」と。

被疑者が真実だと言って弁護士に嘘の話をする場面だが、弁護士は本当は何があったのかを分かっていて騙された振りをした様に見えた。
何故なら物語の前半部分で被疑者が盗って行った被害者の財布には被害者の遺体を燃やす時に着いたガソリンの痕跡が有ったのを弁護士は知っていた筈だからだ。
その事だけを失念していたとは考え辛い。

此れとは少し違うが、同じ日本アカデミー賞で最優秀作品賞を取った「半落ち」という映画に近いものを感じる。

どうも良く分からないのだが、この被疑者が不思議な力を持っているみたいだ。
「ガンダム」で言う所のニュータイプみたいな感じか。
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