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2021年09月05日20:25

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裕ちゃんでなく、トニーだった

以下、芦川いづみが脇役で出ている日活映画(公開順):

1『若き魂の記録 七つボタン』(1955年公開、古川卓己監督、モノクロ)
2『続 警察日記』(同年公開、久松静児監督、モノクロ)
3『紅の翼』(1958年公開、中平康監督、カラー)
4『若い川の流れ』(1959年公開、田坂具隆監督、モノクロ)
5『霧笛が俺を呼んでいる』(1960年公開、山崎徳次郎監督、カラー)
6『美しい暦』(1963年公開、森永健次郎監督、カラー)

1『七つボタン』は、中高年ならその題でピンとくる、「予科練」こと海軍飛行予科練習生をめぐる作品。太平洋戦争末期の昭和20年、少年たちの憧れだった予科練では本来の飛行訓練ができなくなり、それに代わる厳しい水陸の訓練に明け暮れていた日々を描く。芦川いづみは主人公の予科練生(長門裕之)の幼馴染を、新珠三千代が鬼教官である班長(三国連太郎)と慕い合う女性を演じている。

2で芦川いづみは、さまざまな事件や騒動が絶えない、田舎の警察署で働くお茶くみの女の子。

3『紅の翼』は、東京と八丈島などを結ぶ飛行機のパイロット(石原裕次郎)と、破傷風で重篤な少年のために血清を運ぶ女性新聞記者(中原早苗)と、殺人を犯して逃亡中の殺し屋(二谷英明)がセスナ機に同乗して八丈へ向かう…。芦川いづみはパイロットの妹役。

4『若い川の流れ』で芦川いづみは、石原裕次郎と北原三枝の会社の専務の一人娘だが、結局は裕次郎と結ばれる北原三枝の引き立て役。

5『霧笛が俺を呼んでいる』は日活黄金時代の代表作の一つだろうから、裕次郎作品のような気がしていたが、赤木圭一郎主演だった。主人公の船乗りの死んだはずの親友(葉山良二)の元恋人が芦川いづみ。吉永小百合が親友の病弱な妹。それにしても、葉山良二の鼻の長い顔は浮世絵みたいで、時代劇の方がよく似合う気がする。

6『美しい暦』は、長野の女子高校の生徒(吉永小百合)と男子高校生徒(浜田光夫)、女子高校で同僚の化学教師(芦川いづみ)と美術教師(長門裕之)を軸に繰り広げられる学園青春ドラマ。父のいない吉永小百合の家業・質屋の日常や、親しいクラスメートの母親が妾であることなど、時代を感じさせる。
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