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2021年03月11日00:36

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『高丘親王航海記』

澁澤龍彦『高丘親王航海記』読書中。きっかけは『沙門空海』。真如こと高丘親王は平城天皇の皇子、嵯峨天皇の甥でその皇太子に立てられたが、薬子の変で廃され、出家した。空海の十大弟子の一人。仏法を求めて老齢で入唐し、さらに天竺(インド)を目指して旅立ったが、消息を絶った。親王は羅越国(マレー半島の南端と推定される)で薨去したと伝えられている。
 『高丘親王航海記』では、この法親王の航海を素材に様々な幻想譚が繰り広げられる。

――イギリス人のラッフルズが、マレー半島南端にシンガポールを建設する千年近く前のこと。マレーシアのジョホールバルに親王の供養塔があるという。
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