最近買った恐竜🦖🦕の本2冊。「vsほ乳類」の方が初心者には入っていきやすい。元がNHKスペシャルだけあって、予備知識なしでも取っつきやすい。そのための仕掛けがほ乳類との比較である。恐竜はかつて長い間、繁栄を誇り、隆盛を極めたが、突如として絶滅した。一方の、人類も一員であるほ乳類は、その時代から存在していたが、目立たない脇役だった。ほ乳類も含む背景の中で恐竜が浮かび上がる。
対して「恐竜の世界」は著者自身が恐竜好きのライターで、オタクによるオタク向けの本、という趣がある。冒頭すぐ、恐竜を食べていたらしいほ乳類の新発見というキャッチーなトピックもあるが、前者のような明確なパースペクティブはない。
ーーこうした「見せ方」の問題、どんな語り口が最適かは、内容と想定読者ごとにあるのだろう。
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