mixiユーザー(id:7131895)

2018年08月25日15:15

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「戦争指導史」

図書館から借りている本の期限切れ通知が来た。大半は飛ばし読みでやっつけていたが、読んでいない2冊のうちの一つが堀場一雄『支那事変戦争指導史』。資料も含め1000ページを超える。戦時中、軍中枢当局にいた著者は戦後の昭和28年に没したが、序の冒頭に「支那事変の中枢正統史」を目指したとし、渾身の力を込めたものと思われる。防衛庁(当時)戦史室によると、この書は昭和23〜25年頃に書かれたとみられる。

もう一冊は山崎雅弘『1937年の日本人 なぜ日本人は戦争への坂道を進んでいったのか』。著者は1967年生まれ。1937年は上記の支那事変の起きた年で、1931年の満州事変から1945年の敗戦までの中間にある節目の年。以後、敗戦までを日中戦争とも呼ぶ。この本は教科書的な歴史では1行で済まされ、分かったような気になるこの年に1冊全体を費やし、現代人の読者が 81年前にタイムトラベルした感覚を味わうことを目指す。

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