mixiユーザー(id:7131895)

2017年12月24日16:00

84 view

浪曲については

僕はほとんどの現代日本人と同様に素人だが、12月16日の朝日の土曜版「be」が女性浪曲師・玉川奈々福を大きく取り上げていた。

記事によると、「幕末の大道芸から起こった浪曲は、落語や講談と比べれば歴史は浅いが、明治末期から1950年代まで、大衆娯楽の頂点に君臨していた」!という。

出版社で編集者をしながら「習い事」として浪曲を始めた奈々福によると、「戦後、豊かになろうとしている高度成長期に浪曲が廃れたのは、大衆が、社会の底辺の、血と汗にまみれた聞くも涙、語るも涙の物語など忘れ去りたかったからだ」という。
――まさにそうなんだと思う。

浪曲の神髄は、「荒ぶる魂」だという。
「道端で雨に打たれ風にさらされてきた芸だから、人をなぎ倒すかのような声を出し、心を重苦しく覆っていたものを取り払ってしまう」のだと。
――そうなんだろうな。

5 1

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年12月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

最近の日記